この記事では、Azure DevTest Labs で新しいラボ仮想マシン (VM) を作成するためのベースとして カスタム イメージ と 数式 を使用することの長所と短所について説明します。 カスタム イメージと数式の主な違いは、カスタム イメージが単に仮想ハード ドライブ (VHD) に基づくイメージであるのに対し、数式には構成済みの設定も含まれていることです。
事前構成済みの設定には、VM サイズ、仮想ネットワーク、サブネット、成果物を含めることができます。 これらの設定は、VM の作成時にオーバーライドできる既定値で作成されます。
カスタム イメージ
カスタム イメージは、VM を作成するための静的で不変の方法です。 1 つのカスタム イメージから作成されたすべての VM は同じです。
カスタム イメージからの VM プロビジョニングは高速です。 カスタム イメージは設定のないイメージなので、適用する設定はありません。
カスタム イメージの欠点は、カスタム イメージの側面を更新するには、イメージを再作成する必要があるということです。
数式
数式を使用すると、必要な構成と設定を使用して VM を動的に作成できます。 数式では、成果物を使用して環境の変更をその場でキャプチャできます。
たとえば、数式を使用して、リリース パイプラインの最新ビットを含む VM を作成したり、リポジトリから最新のコードで VM を参加させたりすることができます。 この数式は、ターゲットの基本イメージと共に、ビットをデプロイするか、コード リポジトリに参加させる成果物を指定します。
数式を使用して VM を作成すると、最新のビットまたはコードが VM にデプロイまたは参加します。 VM にアーティファクトを使用する方法の詳細については、「 DevTest Labs 用のカスタム 成果物を作成する」を参照してください。
数式では、VM サイズや仮想ネットワーク設定など、カスタム イメージで指定できない既定の設定を定義することもできます。 設定は、VM の作成時に変更できる既定値として数式に保存されます。 構成が追加されたため、数式から VM を作成するには、カスタム イメージから VM を作成するよりも時間がかかる場合があります。