HTTP 受信場所は、インターネット インフォメーション サービス (IIS) 内のアプリケーションを使用します。 このトピックでは、IIS 内の HTTP 受信場所を有効にする手順を示します。
オペレーティング システムによっては、IIS アプリケーションを構成する手順が異なる場合があります。 OS ではユーザー インターフェイスが異なる場合があるため、これらの手順をガイドとして使用します。
32 ビットと 64 ビット
HTTP 受信場所では、BTSHTTPReceive.dllが使用されます。 DLL には 32 ビットバージョンと 64 ビット バージョンがあります。 使用するバージョンを選択します。 64 ビット プロセスでは使用可能なメモリが増えるので、より大きなメッセージを処理する場合は、64 ビット バージョンが最適な場合があります。
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32 ビットのインストール場所:
..\Program Files (x86)\Microsoft BizTalk Server <version>\HttpReceive -
64 ビットのインストール場所:
..\Program Files (x86)\Microsoft BizTalk Server <version>\HttpReceive64
HTTP 受信アダプターの 64 ビット バージョンを 64 ビット ネイティブ モードで実行するには、コマンド プロンプトを開き、次のスクリプトを実行します。
タイプ:
cscript %SystemDrive%\inetpub\AdminScripts\adsutil.vbs set w3svc/AppPools/Enable32bitAppOnWin64 0タイプ:
C:\WINDOWS\Microsoft.NET\Framework64\vX.X.XXXXX>aspnet_regiis.exe -i
注
SOAP と HTTP が同じプロセスを共有する IIS 構成は無効です。 分離レシーバーは、プロセスごとに 1 つだけ持つことができます。
IIS アプリケーションを構成する
インターネット インフォメーション サービスを開きます ([サーバー マネージャー] を開き、[ツール] を選択して、[インターネット インフォメーション サービス マネージャー] を選択します)。
IIS で、サーバー名を選択します。 機能ビューで、[ハンドラー マッピング] をダブルクリックします。 [操作] ウィンドウで、[ スクリプト マップの追加] を選択します。
注
Web サーバー レベルでスクリプト マッピングを構成すると、マッピングはすべての Web サイトに適用されます。 特定の Web サイトまたは仮想フォルダーへのマッピングを制限する場合は、その Web サイトまたはフォルダーを選択し、スクリプト マップを追加します。
[ スクリプト マップの追加] で、[ 要求パス] を選択し、「
BtsHttpReceive.dll」と入力します。[実行可能ファイル] で省略記号 (...) を選択し、\Program Files (x86)\Microsoft BizTalk Server <VERSION>\HttpReceive を参照します。 [BtsHttpReceive.dll] を選択し、[開く] を選択します。
[名前] に「
BizTalk HTTP Receive」と入力し、[要求の制限] を選択します。 このウィンドウでは、次の操作を行います。[動詞] で、次のいずれかの動詞を選択し、「
POST」と入力します。Access で、[スクリプト] を選択し、[OK] を選択します。
ISAPI 拡張機能を許可するように求められたら、[ はい] を選択します。
新しいアプリケーション プールを作成します ([アプリケーション プール] を右クリックし、[ アプリケーション プールの 追加] を選択します)。 アプリケーション プールに名前を付け (
BTSHTTPReceiveなど)、NET Framework v4.0.30319 を選択し、[OK] を選択します。注
.NET のバージョン番号は、コンピューターにインストールされている .NET Framework のバージョンによって異なる場合があります。
新しいアプリケーション プールが一覧表示されます。
新しいアプリケーション プールを選択し、[ 詳細設定] ([操作] ウィンドウ) を開きます。 このウィンドウでは、次の操作を行います。
- 32 ビット アプリケーションを有効にする: 32 ビット BtsHttpReceive.dll を選択した場合は True に設定
- [プロセス モデル] セクションの [ID]: 省略記号 (...) を選択し、[カスタム アカウント] を選択し、BizTalk 分離ホスト ユーザーとIIS_WPG グループのメンバーであるアカウントに設定します。 [OK] を選択.
新しいアプリケーションを Web サイトに追加します ( 既定の Web サイトを右クリックし、[ アプリケーションの追加] を選択します)。 このウィンドウでは、次の操作を行います。
エイリアス : アプリケーションに関連付けるエイリアス (
BTS HTTP Receiveなど) を入力し、[選択] を 選択します。先ほど作成した新しいアプリケーション プールを選択し、[ OK] を選択します。
物理パス: 省略記号 (...) を選択し、\Program Files (x86)\Microsoft BizTalk Server <VERSION>\HttpReceive に移動します。
テスト設定 を使用して、[ テスト接続 ] ダイアログ ボックスにエラーがないことを確認します。 閉じて、[ OK] を選択します。
ヒント
テスト設定で警告が返された場合、アプリケーション プールの ID にフォルダーに対するアクセス許可またはグループへのアクセス権が不足している可能性があります。 トラブルシューティングの手順として、[名前を 付けて接続] を選択し、Administrators グループのメンバーであるユーザー アカウントのユーザー 名 と パスワード を入力します。
[ 既定の Web サイト] に新しいアプリケーションが表示されます。