Microsoft 365 Copilot コネクタ (旧称 Microsoft Graph コネクタ) を使用して、外部サービスから Microsoft Graph にデータを取り込むことができます。 Copilot コネクタ API を使用すると、外部データのインデックスを作成して、 Copilot や Microsoft Search などの Microsoft 365 のインテリジェント なエクスペリエンスを強化できます。
インデックス データへの要求は、アプリケーションの アクセス許可を持つアクセス トークンを介してサインインユーザーが存在することなく、アプリケーションに代わって実行されます。
カスタム Copilot コネクタを構築する
カスタム Copilot コネクタを構築するには、次の 4 つの手順が必要です。
- Entra ID (旧称 Azure Active Directory) アプリの登録を作成します。 Microsoft Graph への要求と共に、アプリに必要なアプリ登録と API アクセス許可の名前を送信します。 Microsoft Graph は、新しく作成されたアプリの登録に関する情報で応答します。
- 外部接続を作成します。 各接続には、一意の ID、名前、および説明が必要です。
- 外部接続のスキーマを作成します。 スキーマは、この Microsoft Graph 接続を介して取り込む外部コンテンツの形状を定義します。 スキーマの作成は、実行時間の長い操作です。 接続を作成するためにスキーマを送信すると、Microsoft Graph は、操作の状態をチェックするために使用できる URL で応答します。 操作の状態が
inprogressされている限り、スキーマはプロビジョニングされています。 プロビジョニングが完了すると、操作はcompleted状態を返します。 - 外部コンテンツを取り込む。 外部アイテムごとに、ソース コンテンツ リポジトリから抽出し、外部接続のスキーマと一致するように変換し、外部アイテムとして Microsoft Graph に送信します。 項目と共に、アクセスを許可されたユーザーに関する情報 (アクセス制御リスト (ACL) とも呼ばれます) を含めます。
Copilot コネクタを構築する 4 つの手順を示すシーケンス図を次に示します。
一般的なユース ケース
次の表に、Copilot コネクタ API の一般的なユース ケースを示します。
| ユース ケース | REST リソース | 関連項目 |
|---|---|---|
| アクションの構成 | ||
| 接続の作成、更新、または削除 | externalConnection | externalConnection メソッド |
| 外部データ用のスキーマの登録 | schema | schema メソッド |
| インデックス作成のアクション | ||
| インデックスでのカスタム アイテムの追加、更新、または削除 | externalItem | externalItem メソッド |
既知の制限
以下は、現在の既知の制限です。
- アプリケーションは、接続に対して 25 個の同時操作に制限されます。
-
externalItemエンティティの最大サイズは 4 MB です。