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Get-Clipboard

クリップボードの内容を取得します。

構文

Default (既定)

Get-Clipboard
    [-Raw]
    [<CommonParameters>]

説明

Get-Clipboard コマンドレットは、クリップボードの内容をテキストとして取得します。 複数行のテキストは、Get-Contentのような文字列の配列として返されます。

Linux の場合、このコマンドレットでは、xclip ユーティリティがパス内に存在する必要があります。 macOS では、このコマンドレットは pbpaste ユーティリティを使用します。

例 1: クリップボードの内容を取得し、コマンド ラインに表示する

この例では、テキスト "hello" をクリップボードにコピーしました。

Get-Clipboard
hello

パラメーター

-Raw

クリップボードの内容全体を取得します。 複数行テキストは、文字列の配列ではなく、単一の複数行文字列として返されます。

パラメーターのプロパティ

型:SwitchParameter
規定値:None
ワイルドカードのサポート:False
DontShow:False

パラメーター セット

(All)
配置:Named
必須:False
パイプラインからの値:False
プロパティ名別のパイプラインからの値:False
残りの引数からの値:False

CommonParameters

このコマンドレットでは、一般的なパラメーター -Debug、-ErrorAction、-ErrorVariable、-InformationAction、-InformationVariable、-OutBuffer、-OutVariable、-PipelineVariable、-ProgressAction、-Verbose、-WarningAction、-WarningVariable の各パラメーターがサポートされています。 詳細については、about_CommonParametersを参照してください。

入力

None

このコマンドレットにオブジェクトをパイプすることはできません。

出力

String

既定では、このコマンドレットは、1 行に 1 つずつ、文字列の配列としてコンテンツを返します。 Raw パラメーターを使用すると、ファイル内のすべての行を含む 1 つの文字列が返されます。

メモ

PowerShell には、Get-Clipboardの次のエイリアスが含まれています。

  • すべてのプラットフォーム:
    • gcb

macOS でのこのコマンドレットのサポートは、PowerShell 7.0.0 リリースで追加されました。