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New-TemporaryFile

一時ファイルを作成します。

構文

Default (既定)

New-TemporaryFile
    [-WhatIf]
    [-Confirm]
    [<CommonParameters>]

説明

このコマンドレットは、スクリプトで使用できる一時ファイルを作成します。

New-TemporaryFile コマンドレットは、.tmp ファイル名拡張子を持つ空のファイルを作成します。 このコマンドレットでは、ファイルに tmp<NNNN>.tmpという名前を付けます。ここで、<NNNN> はランダムな 16 進数です。 このコマンドレットは、TEMP フォルダーにファイルを作成します。

このコマンドレットでは、Path.GetTempPath() メソッドを使用して、TEMP フォルダーを検索します。 このメソッドは、次の順序で環境変数が存在するかどうかを確認し、最初に見つかったパスを使用します。

  • Windows プラットフォームの場合:

    1. TMP 環境変数で指定されたパス。
    2. TEMP 環境変数で指定されたパス。
    3. USERPROFILE 環境変数で指定されたパス。
    4. Windows ディレクトリ。
  • Windows 以外のプラットフォームの場合: TMPDIR 環境変数で指定されたパスを使用します。

例 1: 一時ファイルを作成する

$TempFile = New-TemporaryFile

このコマンドは、一時フォルダーに .tmp ファイルを生成し、そのファイルへの参照を $TempFile 変数に格納します。 このファイルは、後でスクリプトで使用できます。

パラメーター

-Confirm

コマンドレットを実行する前に確認を求めるメッセージが表示されます。

パラメーターのプロパティ

型:SwitchParameter
規定値:False
ワイルドカードのサポート:False
DontShow:False
Aliases:cf

パラメーター セット

(All)
配置:Named
必須:False
パイプラインからの値:False
プロパティ名別のパイプラインからの値:False
残りの引数からの値:False

-WhatIf

コマンドレットを実行した場合の動作を示します。 コマンドレットは実行されません。

パラメーターのプロパティ

型:SwitchParameter
規定値:False
ワイルドカードのサポート:False
DontShow:False
Aliases:ウィスコンシン

パラメーター セット

(All)
配置:Named
必須:False
パイプラインからの値:False
プロパティ名別のパイプラインからの値:False
残りの引数からの値:False

CommonParameters

このコマンドレットでは、一般的なパラメーター -Debug、-ErrorAction、-ErrorVariable、-InformationAction、-InformationVariable、-OutBuffer、-OutVariable、-PipelineVariable、-ProgressAction、-Verbose、-WarningAction、-WarningVariable の各パラメーターがサポートされています。 詳細については、about_CommonParametersを参照してください。

出力

FileInfo

このコマンドレットは、一時ファイルを表す FileInfo オブジェクトを返します。