Get-SPBackupHistory
バックアップ操作と復元操作の履歴を取得します。
構文
Default (既定)
Get-SPBackupHistory
-Directory <String>
[-AssignmentCollection <SPAssignmentCollection>]
[-ShowBackup]
[-ShowRestore]
[<CommonParameters>]
説明
Get-SPBackupHistory コマンドレットでは、それまでに実行したバックアップ操作と復元操作の履歴を取得します。 バックアップ履歴のみの表示、復元履歴のみの表示、またはすべての履歴の表示を指定します。
Windows PowerShell for SharePoint 製品のアクセス許可と最新情報については、「SharePoint Server コマンドレット」のオンライン ドキュメントをご覧ください。
例
例 1
Get-SPBackupHistory -Directory \\file_server\share\Backup
この例では、\\file_server\share\Backup ディレクトリに対して実行されたすべてのファーム バックアップ操作および復元操作を返します。
例 2
Get-SPBackupHistory -Directory C:\Backup -ShowBackup
この例では、C:\Backup ディレクトリに対して実行されたすべてのファーム バックアップ操作を返します。
例 3
(Get-SPBackupHistory -Directory C:\Backup -ShowBackup)[0].SelfId | Restore-SPFarm -Directory C:\Backup -RestoreMethod overwrite
この例では、C:\Backup ディレクトリに対して実行されたすべてのファーム バックアップ操作を取得し、最新のバックアップを見つけて、そのバックアップ GUID を Restore-SPFarm コマンドレットに渡します。 Restore-SPFarm コマンドレットは、このバックアップ パッケージから上書き型の復元操作を実行します。
パラメーター
-AssignmentCollection
該当: SharePoint Server 2010、SharePoint Server 2013、SharePoint Server 2016、SharePoint Server 2019
適切な破棄を行うためにオブジェクトを管理します。 SPWeb や SPSite などのオブジェクトの使用によって大量のメモリが使用される場合があるので、Windows PowerShell スクリプトでこれらのオブジェクトを使用するには適切なメモリ管理が必要です。 メモリの解放が必要になった場合は、SPAssignment オブジェクトを使用して、変数へのオブジェクトの割り当てとオブジェクトの破棄を行うことができます。 割り当てコレクションまたは Global パラメーターが使用されていない場合、SPWeb、SPSite、または SPSiteAdministration オブジェクトが使用されていると、オブジェクトは自動的に破棄されます。
Global パラメーターが使用されている場合は、オブジェクトはすべてグローバル ストアに格納されます。 Stop-SPAssignment コマンドを使用してオブジェクトの使用または破棄を直接行わないと、メモリ不足のシナリオになる場合があります。
パラメーターのプロパティ
| 型: | SPAssignmentCollection |
| 規定値: | None |
| ワイルドカードのサポート: | False |
| DontShow: | False |
パラメーター セット
(All)
| 配置: | Named |
| 必須: | False |
| パイプラインからの値: | True |
| プロパティ名別のパイプラインからの値: | False |
| 残りの引数からの値: | False |
-Directory
該当: SharePoint Server 2010、SharePoint Server 2013、SharePoint Server 2016、SharePoint Server 2019
ファーム バックアップから生成された SharePoint 製品バックアップ パッケージが格納されているパスを指定します。
この型は、次のいずれかの形式の有効なパスであることが必要です。
- C:\folder_name
- \\server_name\folder_name
パラメーターのプロパティ
| 型: | String |
| 規定値: | None |
| ワイルドカードのサポート: | False |
| DontShow: | False |
パラメーター セット
(All)
| 配置: | Named |
| 必須: | True |
| パイプラインからの値: | False |
| プロパティ名別のパイプラインからの値: | False |
| 残りの引数からの値: | False |
-ShowBackup
該当: SharePoint Server 2010、SharePoint Server 2013、SharePoint Server 2016、SharePoint Server 2019
出力にフィルターを適用し、バックアップ操作のみの履歴を表示します。 ShowBackup パラメーターと ShowRestore パラメーターをどちらも指定しない場合は、バックアップ操作と復元操作の両方の履歴が表示されます。
パラメーターのプロパティ
| 型: | SwitchParameter |
| 規定値: | None |
| ワイルドカードのサポート: | False |
| DontShow: | False |
パラメーター セット
(All)
| 配置: | Named |
| 必須: | False |
| パイプラインからの値: | False |
| プロパティ名別のパイプラインからの値: | False |
| 残りの引数からの値: | False |
-ShowRestore
該当: SharePoint Server 2010、SharePoint Server 2013、SharePoint Server 2016、SharePoint Server 2019
出力にフィルターを適用し、復元操作のみの履歴を表示します。 ShowBackup パラメーターと ShowRestore パラメーターをどちらも指定しない場合は、バックアップ操作と復元操作の両方の履歴が表示されます。
パラメーターのプロパティ
| 型: | SwitchParameter |
| 規定値: | None |
| ワイルドカードのサポート: | False |
| DontShow: | False |
パラメーター セット
(All)
| 配置: | Named |
| 必須: | False |
| パイプラインからの値: | False |
| プロパティ名別のパイプラインからの値: | False |
| 残りの引数からの値: | False |
CommonParameters
このコマンドレットでは、一般的なパラメーター -Debug、-ErrorAction、-ErrorVariable、-InformationAction、-InformationVariable、-OutBuffer、-OutVariable、-PipelineVariable、-ProgressAction、-Verbose、-WarningAction、-WarningVariable の各パラメーターがサポートされています。 詳細については、「about_CommonParameters」を参照してください。