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Set-SPServiceApplicationSecurity

サービス アプリケーションの SPObjectSecurity オブジェクトを更新します。

構文

Default (既定)

Set-SPServiceApplicationSecurity
    [-Identity] <SPServiceApplicationPipeBind>
    [-ObjectSecurity] <SPObjectSecurity>
    [-Admin]
    [-AssignmentCollection <SPAssignmentCollection>]
    [<CommonParameters>]

説明

Set-SPServiceApplicationSecurity コマンドレットは、指定されたサービス アプリケーションのセキュリティ オブジェクトを更新します。 サービス アプリケーションのセキュリティを管理するには、このコマンドレットを Grant-SPObjectSecurity コマンドレットと Get-SPServiceApplicationSecurity コマンドレットと共に使用します。

Windows PowerShell for SharePoint 製品のアクセス許可と最新情報については、「SharePoint Server コマンドレット」のオンライン ドキュメントをご覧ください。

$sa = Get-SPServiceApplication -Identity <ID>
$security = Get-SPServiceApplicationSecurity $sa -Admin
$principal = New-SPClaimsPrincipal contoso\johndoe -IdentityType WindowsSamAccountName
Grant-SPObjectSecurity $security $principal "Full Control"
Set-SPServiceApplicationSecurity $sa -Admin $security

この例では、サービス アプリケーションの管理者 ACL に対応する SPObjectSecurity オブジェクトを取得し、その ACL に新しいユーザー プリンシパルを追加します。 新しいユーザーは、サービス アプリケーション $serviceApp の管理者です。

パラメーター

-Admin

該当: SharePoint Server 2010、SharePoint Server 2013、SharePoint Server 2016、SharePoint Server 2019

サービス アプリケーションの管理者リストを含むアクセス制御リスト (ACL) を更新します。

パラメーターのプロパティ

型:SwitchParameter
規定値:None
ワイルドカードのサポート:False
DontShow:False

パラメーター セット

(All)
配置:Named
必須:False
パイプラインからの値:False
プロパティ名別のパイプラインからの値:False
残りの引数からの値:False

-AssignmentCollection

該当: SharePoint Server 2010、SharePoint Server 2013、SharePoint Server 2016、SharePoint Server 2019

適切な破棄を行うためにオブジェクトを管理します。 SPWeb や SPSite などのオブジェクトの使用によって大量のメモリが使用される場合があるので、Windows PowerShell スクリプトでこれらのオブジェクトを使用するには適切なメモリ管理が必要です。 メモリの解放が必要になった場合は、SPAssignment オブジェクトを使用して、変数へのオブジェクトの割り当てとオブジェクトの破棄を行うことができます。 割り当てコレクションまたは Global パラメーターが使用されていない場合、SPWeb、SPSite、または SPSiteAdministration オブジェクトが使用されていると、オブジェクトは自動的に破棄されます。

Global パラメーターが使用されている場合は、オブジェクトはすべてグローバル ストアに格納されます。 Stop-SPAssignment コマンドを使用してオブジェクトの使用または破棄を直接行わないと、メモリ不足のシナリオになる場合があります。

パラメーターのプロパティ

型:SPAssignmentCollection
規定値:None
ワイルドカードのサポート:False
DontShow:False

パラメーター セット

(All)
配置:Named
必須:False
パイプラインからの値:True
プロパティ名別のパイプラインからの値:False
残りの引数からの値:False

-Identity

該当: SharePoint Server 2010、SharePoint Server 2013、SharePoint Server 2016、SharePoint Server 2019

更新する SPObjectSecurity オブジェクトを含むサービス アプリケーションを指定します。

この型は、12345678-90ab-cdef-1234-567890bcdefgh という形式の有効な GUID であるか、サービス アプリケーションの有効な名前 (ServiceApp1 など) であるか、有効な SPServiceApplication オブジェクト インスタンスであることが必要です。

パラメーターのプロパティ

型:SPServiceApplicationPipeBind
規定値:None
ワイルドカードのサポート:False
DontShow:False

パラメーター セット

(All)
配置:1
必須:True
パイプラインからの値:True
プロパティ名別のパイプラインからの値:False
残りの引数からの値:False

-ObjectSecurity

該当: SharePoint Server 2010、SharePoint Server 2013、SharePoint Server 2016、SharePoint Server 2019

更新する SPObjectSecurity オブジェクトを指定します。

パラメーターのプロパティ

型:SPObjectSecurity
規定値:None
ワイルドカードのサポート:False
DontShow:False

パラメーター セット

(All)
配置:2
必須:True
パイプラインからの値:False
プロパティ名別のパイプラインからの値:False
残りの引数からの値:False

CommonParameters

このコマンドレットでは、一般的なパラメーター -Debug、-ErrorAction、-ErrorVariable、-InformationAction、-InformationVariable、-OutBuffer、-OutVariable、-PipelineVariable、-ProgressAction、-Verbose、-WarningAction、-WarningVariable の各パラメーターがサポートされています。 詳細については、「about_CommonParameters」を参照してください。