サーバー コントロールを作成する方法を示す簡単なサンプルを次の表に示します。
| 作業 | サンプル |
|---|---|
| 簡単なサーバー コントロールの追加 | 単純 ASP.NET サーバー コントロールの開発 |
| コントロールからのプロパティの公開 | カスタム プロパティのサンプル |
| サーバー コントロールのレンダリング | サーバー コントロールのレンダリングのサンプル |
| ポストバック データの処理 | ポストバック データ処理のサンプル |
| イベントの公開 | イベントの定義 |
| ポストバック イベントの取り込み | ポストバック イベントのサンプル |
| イベントのバブル | イベント バブル コントロールのサンプル |
| ポストバックのクライアント側スクリプトの生成 | クライアント側スクリプトを使用したポストバックのサンプル |
| クライアント側の変更を取り込むための隠し変数の使用 | 非フォーム コントロールにおけるクライアント側の変更の永続化 |
| 複合コントロールの開発 | 複合サーバー コントロールのサンプル |
| コントロール コンポジションの代わりにレンダリングを使用 | コンポジションとレンダリング |
| テンプレート コントロールの開発 | テンプレート コントロールのサンプル |
| ParseChildrenAttribute によるコントロール解析の制御 | ParseChildrenAttribute のサンプル |
| カスタム コントロール ビルダの作成 | カスタム コントロール ビルダのサンプル |
より複雑なサンプル (SDK に添付されたコントロールに類似) を次の表に示します。
| 複雑なコントロール | サンプル |
|---|---|
| テンプレート宣言があるデータ連結コントロール | template 宣言のあるデータ連結コントロールのサンプル |
| 検証コントロール | 検証コントロールのサンプル |
テンプレート宣言のあるデータ連結コントロールのデザイナのサンプルについては、「Web フォーム テンプレート データ連結コントロール デザイナのサンプル」を参照してください。
サンプルのビルド
検証サンプルのビルド手順については、「検証コントロールのサンプル」を参照してください。上記の表で示したその他のサンプルをビルドする手順は、次のとおりです。
サンプルをビルドするには
インターネット インフォメーション サービス (IIS:Internet Information Services) 仮想ルート ディレクトリ (この場合は
Samplesと命名) を作成します。仮想ルート ディレクトリの下に
binという名称のサブディレクトリを作成します (たとえば、Samples\bin)。binディレクトリは、ASP.NET アプリケーションの中だけで有効なアセンブリ (コンパイルされた .dll ファイル) を格納します。仮想ルート ディレクトリの下にサブディレクトリを作成できます (たとえば、Samples\EventControls,Samples\DataBoundControlsなど)。ただし、作成するbinディレクトリは 1 つだけとし、仮想ルート ディレクトリの直下に配置する必要があります (Samples\bin)。ASP.NET ページ (.aspx、.ascx、.asax、.asmx など) とソース ファイル (.cs または .vb など) を仮想ルート ディレクトリにコピーします。配置時に、ユーザーにソース コードを参照させない場合は、ソース ファイル (.cs または .vb) を仮想ルートの下ではない別のディレクトリにコピーできます。ただし、ASP.NET ページは、仮想ルート ディレクトリ (
Samples) またはそのサブディレクトリの 1 つ (Samples\DataBoundControls) に配置する必要があります。仮想ルート ディレクトリ (または、.cs または .vb ソース ファイルを格納するディレクトリ) から、次のコマンドを実行します。仮想ルート ディレクトリ以外のディレクトリからコマンドを実行する場合は、
\binディレクトリへのパスを入力する必要があります。csc /t:library /out:./bin/CustomControls.dll /r:System.dll /r:System.web.dll /r:System.Drawing.dll *.cs [Visual Basic] vbc /t:library /out:./bin/CustomControls.dll /r:System.dll /r:System.web.dll /r:System.drawing.dll /r:System.Data.dll *.vb**メモ **サンプルの .aspx ページの Register ページ ディレクティブでアセンブリ名として
CustomControlsを使用しているため、上記のコマンドで生成するアセンブリは、CustomControls.dllと命名する必要があります。アドレス バーに次のコマンドのいずれかを入力して、ブラウザにサンプルの .aspx ページを表示します。
https://localhost/Samples/SampleFilename.aspx
または
http://YourMachineName/Samples/Filename.aspx
メモ 興味のあるファイルだけを複写して手順 4 のビルド コマンドを実行することによって、サンプルを段階的にビルドできます。サンプルを追加するには、追加の ASP.NET ページとソース ファイルを適切なディレクトリに複写し、手順 4 のビルド コマンドを再実行します。
ASP.NET アプリケーションの配置の詳細については、ASP.NET クイック スタートで、「.NET サンプル - ASP.NET の配置」を参照してください。