IIS 6.0 でワーカー プロセス分離モードを使用する場合、ASP.NET プロセス モデルの設定値の多くを適切な IIS のアプリケーション プールの設定に対応付ける必要があります。アプリケーション プールの設定は、アプリケーション プールの [プロパティ] ダイアログ ボックスで指定します。ASP.NET のプロセス モデルの属性と、対応するアプリケーション プールの設定を、次の表に示します。
| ASP.NET プロセス モデルの属性 | IIS 6.0 アプリケーション プールの設定 |
|---|---|
| clientConnectedCheck | 対応するアプリケーション プール設定なし。HTTP.SYS によって要求キューが監視され、切断された要求は 120 秒ごとに削除されます。 |
| comAuthenticationLevel | 対応するアプリケーション プール設定なし |
| comImpersonateLevel | 対応するアプリケーション プール設定なし |
| cpuMask | [パフォーマンス] タブの [Web ガーデン]。 |
| idleTimeout | [パフォーマンス] タブの [アイドル タイムアウト]。 |
| logLevel | 対応するアプリケーション プール設定なし。すべてのエラーがログに記録されます。 |
| maxWorkerThreads | 対応するアプリケーション プール設定なし。この属性は Machine.config ファイルから読み取られます。 |
| maxIoThreads | 対応するアプリケーション プール設定なし。この属性は Machine.config ファイルから読み取られます。 |
| memoryLimit | [リサイクル] タブの [メモリのリサイクル]。 |
| password | [識別] タブの [パスワード]。 |
| pingFrequency | [状態] タブの [Ping を有効にする]。 |
| pingTimeout | 対応するアプリケーション プール設定なし。メタベースの PingResponseInterval で設定されます。 |
| requestLimit | [リサイクル] タブの [ワーカー プロセスのリサイクル]。 |
| requestQueueLimit | 対応するアプリケーション プール設定なし |
| restartQueueLimit | [パフォーマンス] タブの [要求キューの制限]。 |
| responseDeadlockInterval | 対応するアプリケーション プール設定なし。この属性は Machine.config ファイルから読み取られます。 |
| responseRestartDeadlockInterval | 対応するアプリケーション プール設定なし |
| serverErrorMessage | 対応するアプリケーション プール設定なし |
| shutdownTimeOut | [状態] タブの [シャットダウンの制限時間]。 |
| timeout | [リサイクル] タブの [ワーカー プロセスのリサイクル]。 |
| username | [識別] タブの [ユーザー名]。 |
| webGarden | [パフォーマンス] タブの [Web ガーデン]。 |
ASP.NET のプロセス モデルの属性については、「<processModel> 要素」を参照してください。
参照
IIS 6.0 のアプリケーション分離モード | ワーカー プロセス分離モード用のアプリケーション プールの設定 | ASP.NET の構成 | <processModel> 要素