Analysis Services プロジェクトを作成した後は、通常、プロジェクトで使用する 1 つ以上のデータ ソースを定義して、プロジェクトの操作を開始します。 データ ソースを定義するときは、データ ソースへの接続に使用される接続文字列情報を定義します。 詳細については、「 データ ソースの作成 (SSAS 多次元)」を参照してください。
次のタスクでは、Analysis Services チュートリアル プロジェクトのデータ ソースとして AdventureWorksDWSQLServer2012 サンプル データベースを定義します。 このデータベースは、このチュートリアルの目的でローカル コンピューターに配置されますが、ソース データベースは 1 つ以上のリモート コンピューターで頻繁にホストされます。
新しいデータ ソースを定義するには
ソリューション エクスプローラー (Microsoft Visual Studio ウィンドウの右側) で、[ データ ソース] を右クリックし、[ 新しいデータ ソース] をクリックします。
データ ソース ウィザードの [データ ソース ウィザードへようこそ] ページで、[次へ] をクリックして、[接続の定義方法の選択] ページを開きます。
[ 接続の定義方法の選択 ] ページでは、新しい接続、既存の接続、または以前に定義したデータ ソース オブジェクトに基づいて、データ ソースを定義できます。 このチュートリアルでは、新しい接続に基づいてデータ ソースを定義します。 [既存または新しい接続に基づいてデータ ソースを作成する] が選択されていることを確認し、[新規] をクリックします。
[ 接続マネージャー ] ダイアログ ボックスで、データ ソースの接続プロパティを定義します。 [ プロバイダー ] リスト ボックスで、 ネイティブ OLE DB\SQL Server Native Client 11.0 が選択されていることを確認します。
Analysis Services では、プロバイダーの一覧に表示される他の プロバイダー もサポートされています。
[ サーバー名 ] テキスト ボックスに、「
localhost」と入力します。ローカル コンピューター上の名前付きインスタンスに接続するには、「 localhost\<instance name>」と入力します。 ローカル コンピューターではなく特定のコンピューターに接続するには、コンピューター名または IP アドレスを入力します。
[ Windows 認証の使用 ] が選択されていることを確認します。 [ データベース名の選択または入力 ] ボックスの一覧 で、[AdventureWorksDW2012] を選択します。
[ 接続のテスト ] をクリックして、データベースへの接続をテストします。
[ OK] をクリックし、[ 次へ] をクリックします。
ウィザードの [ 偽装情報 ] ページで、データ ソースへの接続に使用する Analysis Services のセキュリティ資格情報を定義します。 偽装は、Windows 認証が選択されたときにデータ ソースへの接続に使用される Windows アカウントに影響します。 Analysis Services では、OLAP オブジェクトを処理するための偽装はサポートされていません。 [ サービス アカウントを使用する] を選択し、[ 次へ] をクリックします。
[ ウィザードの完了 ] ページで、既定の名前である Adventure Works DW 2012 をそのまま使用し、[ 完了 ] をクリックして新しいデータ ソースを作成します。
注
作成後にデータ ソースのプロパティを変更するには、[データ ソース] フォルダーのデータ ソースをダブルクリックして、 データ ソース デザイナーにデータ ソースのプロパティを表示します。