set 式は長くて複雑な宣言になる可能性があるため、フォローしたり理解したりするのは困難です。 または、セット式を頻繁に使用して、セットを繰り返し定義することが負担になる場合があります。 長い、複雑な、または一般的に使用される式の操作を容易にするために、多次元式 (MDX) では、このような式を 名前付きセットとして使用できます。
基本的に、名前付きセットは、エイリアスが割り当てられたセット式です。 名前付きセットには、通常セットに組み込むことができるメンバーまたは関数を組み込むことができます。 MDX では名前付きセットエイリアスがセット式として扱われるため、セット式が受け入れられる任意の場所でそのエイリアスを使用できます。
次のいずれかのコンテキストを持つ名前付きセットを定義できます。
クエリ スコープ MDX クエリの一部として定義され、スコープがクエリに制限されている名前付きセットを作成するには、WITH キーワードを使用します。 その後、MDX SELECT ステートメント内で名前付きセットを使用できます。 この方法を使用すると、SELECT ステートメントを妨げることなく、WITH キーワードを使用して作成された名前付きセットを変更できます。
WITH キーワードを使用して名前付きセットを作成する方法の詳細については、「名前付きセット の作成 (MDX) Query-Scoped 参照してください。
セッション スコープ スコープがクエリのコンテキストより広い名前付きセット (スコープが MDX セッションの有効期間) を作成するには、CREATE SET ステートメントを使用します。 CREATE SET ステートメントを使用して定義された名前付きセットは、そのセッション内のすべての MDX クエリで使用できます。 CREATE SET ステートメントは、たとえば、さまざまなクエリでセットを一貫して再利用するクライアント アプリケーションでは理にかなっています。
CREATE SET ステートメントを使用してセッションで名前付きセットを作成する方法の詳細については、「名前付きセット の作成 (MDX) Session-Scoped 参照してください。
こちらもご覧ください
SELECT ステートメント (MDX)
CREATE SET ステートメント (MDX)
MDX クエリの基礎 (Analysis Services)