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フォルダーとファイルのアクセス許可 (マスター データ サービス)

マスター データ サービスをインストールすると、フォルダーとファイルは、SQL Server 共有機能に指定したインストール パスのファイル システムにインストールされます。 SQL Server 共有機能に既定のインストール パスを使用する場合、マスター データ サービスのインストール パスは ドライブ:\Program Files\Microsoft SQL Server\120\Master Data Services です。 共有機能のインストール パスは変更できますが、親フォルダーから継承されるアクセス許可と、マスター データ サービスに対して明示的に設定されているアクセス許可に注意してください。

継承されたアクセス許可

Microsoft SQL Server フォルダー、マスター データ サービス フォルダー、およびほとんどのサブフォルダーとファイルは、SQL Server セットアップで指定された親フォルダーからアクセス許可を継承します。 既定のインストール場所を選択した場合、アクセス許可が継承される親フォルダーは drive:\Program Files です。 次の表では、 Program Files の既定のアクセス許可について説明します。

プログラム ファイルの既定のアクセス許可を変更する場合、または別のインストール場所を選択した場合、マスター データ サービスのフォルダーとファイルは、それに応じて親フォルダーからアクセス許可を継承し、アクセス許可が次の表で説明されているものと異なる場合があります。

プログラム ファイルの既定のアクセス許可設定
グループ名またはアカウント名 権限
作成者オーナー 特別なアクセス許可
特別なアクセス許可
管理者 特別なアクセス許可
ユーザー 読み取りと実行、フォルダー内容の一覧表示、読み取り
TrustedInstaller フォルダーの内容の一覧表示、特別なアクセス許可

明示的なアクセス許可

MDSTempDir フォルダーとマスター データ サービス Web.config ファイル (WebApplication フォルダー内) は、アクセス許可を継承しません。 選択したインストール パスに関係なく、マスター データ サービスをインストールするときに明示的に設定されるアクセス許可があります。 これらのアクセス許可は変更しないでください。

MDSTempDir のアクセス許可
グループ名またはアカウント名 権限
変更、読み取りおよび実行、フォルダーの内容の一覧表示、読み取り、書き込み
管理者 変更、読み取りおよび実行、フォルダーの内容の一覧表示、読み取り、書き込み
MDS_サービスアカウント 変更、読み取りおよび実行、フォルダーの内容の一覧表示、読み取り、書き込み
Web.config アクセス許可
グループ名またはアカウント名 権限
完全制御、変更、読み取りおよび実行、読み取り、書き込み
管理者 フルコントロール、変更、読み取りと実行、読み取り、書き込み
MDSサービスアカウント 読み取り/実行、読み取り

マスター データ サービス Web.config ファイルの内容の詳細については、「 Web 構成リファレンス (マスター データ サービス)」を参照してください。

こちらもご覧ください

マスター データ サービスのインストール