次の方法で共有


接続の移行

SQL Server 2000 データ変換サービス (DTS) パッケージの接続は SQL Server 2005 に移行され、適切な種類の接続マネージャに変換されます。

接続マネージャとは、データ ソースへの接続を論理的に表したものです。接続マネージャによって、パッケージ実行時にランタイム エンジンが作成する物理接続の属性が指定されます。移行されるパッケージには、接続の種類が同じで構成が異なる接続マネージャを複数作成できます。詳細については、「接続マネージャ」を参照してください。

接続を使用し、SQL Server 2005 に問題なく移行できる SQL Server 2000 タスクは、SQL 実行タスクのみです。このタスクの接続は OLE DB または ODBC 接続マネージャとして移行されます。既存の接続マネージャのプロパティの中で、以前に設定されていなかったものについては、新しい接続マネージャで既定値に設定されます。詳細については、「OLE DB 接続マネージャ」および「ODBC 接続マネージャ」を参照してください。

ms143266.note(ja-jp,SQL.90).gifメモ :
状況によっては、SQL Server 2000 データ変換タスクをその接続と一緒に移行できる場合があります。データ ドリブン クエリ タスクと並列データ ポンプ タスクは、DTS 2000 パッケージ実行タスクに移行されます。詳細については、「タスクの移行」および「パッケージの移行に関する既知の問題」を参照してください。

SQL Server 2000 タスクに使用していたが SQL Server 2005 に移行できない接続は、移行の一部として作成される SQL Server 2000 中間パッケージの一部として残ります。たとえば、SQL Server 2000 データ変換タスクの接続は、SQL Server 2000 中間パッケージ内にカプセル化されます。

接続マネージャのプロパティの更新

接続マネージャには、既定値に設定されたプロパティが含まれています。

次の表は、これらのプロパティを示しています。

プロパティ 説明

DelayValidation

この値は、接続の検証をパッケージの実行まで延期するかどうかを指定します。このプロパティは、パッケージ移行ウィザードによって False に設定されます。

Description

接続マネージャの説明です。このプロパティは、パッケージ移行ウィザードによって何も指定されません。

参照

その他の技術情報

データ変換サービス パッケージの移行

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手