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SQL Server Management Studio での SQL Server Compact Edition データベースの管理

SQL Server 2005 に含まれる SQL Server Management Studio により、SQL Server 2005 Compact Edition (SQL Server Compact Edition) データベースを作成および管理できます。このチュートリアルでは、新しい SQL Server Compact Edition データベースを作成してデータを格納し、そのデータに対してクエリを実行します。すべての操作は SQL Server Management Studio から実行します。データベース ファイルを最適化および修復する方法についても説明します。

前提条件

このチュートリアルを実行するには、以下の内容をインストールする必要があります。

  • SQL Server 2005
  • SQL Server Compact Edition サーバー ツール
    SQL Server Compact Edition サーバー ツールをインストールするには、次のインストール プログラムを実行します。
    C:\Program Files\Microsoft SQL Server\90\Tools\Binn\VSShell\Common7\IDE\sqlce30setupja.msi
    ツールのインストールの詳細については、「SQL Server Compact Edition を使用するモバイル アプリケーションの作成」の「SQL Server Compact Edition サーバー コンポーネントのインストール」を参照してください。

データベースの作成とデータの格納

  1. SQL Server Management Studio を開きます。

  2. サーバーに接続するように要求されたら、[サーバー名] に「(local)」と入力し、[接続] をクリックします。

  3. 新しいクエリ ウィンドウを開きます。SQLMobile データベースを作成し、作成したデータベースにデータを格納します。

    USE Master;
    GO
    DROP Database SQLMobile;
    GO
    CREATE DATABASE SQLMobile;
    GO
    USE SQLMobile;
    GO
    CREATE TABLE MembershipData (MemberId INTEGER IDENTITY (1,1) CONSTRAINT pkMemberId PRIMARY KEY, MemberName NVarChar (50));
    CREATE TABLE FlightData (MemberID INTEGER FOREIGN KEY REFERENCES MembershipData(MemberID), Destination NVarChar (50), FlightStatus NVarChar(50), ArrivalDate DATETIME, FlownMiles INTEGER);
    INSERT INTO MembershipData (MemberName) VALUES ('Mr Don Hall');
    INSERT INTO MembershipData (MemberName) VALUES ('Mr Jon Morris');
    INSERT INTO MembershipData (MemberName) VALUES ('Ms TiAnna Jones');
    INSERT INTO FlightData (MemberID, Destination, FlightStatus, ArrivalDate, FlownMiles) VALUES (1, 'Seattle', 'Flight Delayed 1 hour', '8/25/00', '20000');
    INSERT INTO FlightData (MemberID, Destination, FlightStatus, ArrivalDate, FlownMiles) VALUES (2, 'London', 'Flight on time', '9/12/00', '15000');
    INSERT INTO FlightData (MemberID, Destination, FlightStatus, ArrivalDate, FlownMiles) VALUES (3, 'Sydney', 'Flight Gate Closing', '11/5/00', '30000');
    INSERT INTO FlightData (MemberID, Destination, FlightStatus, ArrivalDate, FlownMiles) VALUES (1, 'Tokyo', 'Delayed Fog', '5/25/00', '25000');
    INSERT INTO FlightData (MemberID, Destination, FlightStatus, ArrivalDate, FlownMiles) VALUES (2, 'Minneapolis', 'Flight on time', '5/1/00', '1000');
    INSERT INTO FlightData (MemberID, Destination, FlightStatus, ArrivalDate, FlownMiles) VALUES (3, 'Memphis', 'Flight Gate Closing', '1/5/00', '1000');
    
  4. [実行 (!)] をクリックしてスクリプトを実行し、データベースを作成します。

メモ :
F5 キーを押すか、[クエリ] メニューの [実行] をクリックしてクエリを実行できます。

スクリプトが実行され、SQLMobile という名前の新しいデータベースが作成されます。

データベースに対するクエリの実行

  1. [新しいクエリ] をクリックし、[新しい SQL Server Compact Edition クエリ] を選択します。

  2. [SQL Server Compact Edition への接続] ダイアログ ボックスで、前の手順で作成したデータベース ファイルを選択し、[接続] をクリックします。

    新しい空白のクエリ ウィンドウが開きます。

  3. 新しいクエリ ウィンドウに次の SQL クエリを入力します。

    SELECT * FROM FlightData F, MemberShipData M WHERE F.MemberId = M.MemberId;
    
  4. ツール バーの [! (実行)] をクリックするか、または F5 キーを押して、クエリを実行します。

    クエリにより、6 行のデータが返されます。これらのデータは、[結果] ウィンドウに表示されます。

実行プランの表示

  1. [クエリ] メニューの [実際の実行プランを含める] をクリックします。

  2. ツール バーの [! (実行)] をクリックするか、または F5 キーを押して、クエリを再度実行します。

  3. クエリが実行され、結果が [結果]ウィンドウに再度表示されます。[結果] ウィンドウの横に、[実行プラン] という新しいタブが追加されます。

  4. [実行プラン] タブをクリックします。

    実行プランの各コンポーネントの上にマウス ポインタを移動すると、各コンポーネントの詳細を表示できます。

データベースの最適化

  1. オブジェクト エクスプローラで、SQL Server Compact Edition [マイ コンピュータ\...\sqlmobile] を右クリックし、[プロパティ] を選択します。

  2. [データベースのプロパティ] ウィンドウで、[圧縮と修復] ページを選択します。

  3. [圧縮と修復のオプション] ボックスの一覧で、[完全なデータベースの最適化を実行する] を選択し、[OK] をクリックします。

参照

処理手順

SQL Server Compact Edition を使用するモバイル アプリケーションの作成

ヘルプおよび情報

SQL Server Compact Edition のサポートについて