Microsoft SQL Server Compact Edition サーバー エージェントでは、Microsoft インターネット インフォメーション サービス (IIS) を実行しているコンピュータ上のログ ファイルに、エラー、警告、および情報メッセージを記録できます。既定では、ログ記録機能は使用できません。ログ記録が有効になっている場合、sqlcesa30.log ファイルが SQL Server Compact Edition の IIS 仮想ディレクトリに書き込まれます。ログに記録された情報は、リモート データ アクセス (RDA) またはレプリケーションに関する問題を診断するときに役立ちます。
SQL Server Compact Edition サーバー エージェントによるログ記録の有効化
次のレジストリ キーがまだ存在しない場合は、作成します。
HKLM\Software\Microsoft\MSSQLSERVERCE\3.0\TransportHKLM\Software\Microsoft\MSSQLSERVERCE\3.0\Transport キーで、DWORD キー値を作成します。キー値の名前は、SQL Server Compact Edition の IIS 仮想ディレクトリに対応したローカル パスで始める必要があります。たとえば、Sqlcesa30.dll が NTFS ファイル ディレクトリの C:\Inetpub\sqlce\NorthWind にある場合は、レジストリ値に C:\Inetpub\Sqlce\NorthWind\LOGGING_LEVEL という名前を付ける必要があります。DWORD キーのデータ値には、0 から 3 までの値を指定する必要があります。レジストリ エントリに含まれるデータ値によって、SQL Server Compact Edition サーバー エージェントで実行されるログ記録のレベルが制御されます。
次の表に、ログ レベルを定義するために、レジストリ キー値に割り当てる必要があるデータ値を示します。LOGGING_LEVEL 値 説明 0
ログ記録機能は無効です。
1
エラーをログに記録します。
2
エラーおよび警告をログに記録します。
3
エラー、警告、および情報メッセージをログに記録します。
重要 LOGGING_LEVEL 3 を指定すると、SQL Server Compact Edition サーバー エージェントによって、非常に大きなログ ファイルが生成されます。通常の状況では、このログ レベルを使用しないようにする必要がありますが、問題を診断する場合には役立ちます。
参照
処理手順
SQL Server Compact Edition サーバー エージェント ログについて