ADO、OLE DB、および ODBC の各 API は、クエリの結果セットの処理中でも行の追加がサポートされます。次の手順で、基本的な処理について説明します。
- プログラム変数に結果セットの列をバインドします。
- クエリを実行します。
- 結果セット内の行にアプリケーションの位置を指定するために API 関数またはメソッドを呼び出します。
- バインドしたプログラム変数に、挿入する新しい行のデータ値を設定します。
- 次の関数またはメソッドのいずれかを呼び出して、行を挿入します。
- ADO の場合は、Recordset オブジェクトの AddNew メソッドを呼び出します。
- OLE DB の場合は、IRowsetChange インターフェイスの InsertRow メソッドを呼び出します。
- ODBC 3.x の場合は、SQL_ADD オプションを指定して SQLBulkOperations 関数を呼び出します。
結果セット内では、必ずしもアプリケーションの位置に基づく位置に新しい行が挿入されるわけではありません。指定されたクラスタ化キー値に関連するベース テーブル内の位置に、新しい行が挿入されます。
参照
概念
INSERT と SELECT を使用した行の追加
挿入した行への ntext 型、text 型、または image 型データの追加
一括コピー操作の使用による行の追加