更新 : 2006 年 12 月 12 日
[データベースのバックアップ タスク] ダイアログ ボックスでは、バックアップ タスクをメンテナンス プランに追加できます。システムやハードウェアのトラブル (またはユーザー エラー) が原因でデータがなんらかの損傷を受けた場合、バックアップ コピーからデータを復元できるようにするため、データベースを定期的にバックアップすることが重要です。このタスクを使用すると、ファイル、ファイル グループ、トランザクション ログの完全バックアップと差分バックアップを実行できます。
オプション
- [接続]
このタスクを実行するときに使用するサーバー接続を選択します。
- [新規作成]
このタスクを実行するときに使用する新しいサーバー接続を作成します。[新しい接続] ダイアログ ボックスについては、後で説明します。
- [バックアップの種類]
実行するバックアップの種類を表示します。
- [データベース]
このタスクで操作するデータベースを指定します。ボックスの一覧から、[すべてのデータベース]、[すべてのシステム データベース]、[すべてのユーザー データベース]、または [特定のデータベース] を選択します。
- [すべてのデータベース]
すべての Microsoft SQL Server データベースを対象として、メンテナンス タスクを実行するメンテナンス プランを生成します。
- [すべてのシステム データベース] (master、msdb、model)
SQL Server の各システム データベースを対象として、メンテナンス タスクを実行するメンテナンス プランを生成します。ユーザーが作成したデータベースではメンテナンス タスクは実行されません。
- [すべてのユーザー データベース] (master、model、msdb、tempdb は対象外)
ユーザーが作成したすべてのデータベースを対象として、メンテナンス タスクを実行するメンテナンス プランを生成します。SQL Server のシステム データベースではメンテナンス タスクは実行されません。
[これらのデータベース]
選択されたデータベースだけを対象として、メンテナンス タスクを実行するメンテナンス プランを生成します。このオプションをオンにする場合は、少なくとも 1 つのデータベースが一覧内で選択されている必要があります。
メモ :メンテナンス プランは、互換性レベルが 80 以上に設定されているデータベースに対してのみ実行されます。互換性レベルが 70 以下に設定されているデータベースは表示されません。
- [バックアップ コンポーネント]
データベース全体をバックアップするには、[データベース] を選択します。データベースの一部だけをバックアップするには、[ファイルとファイル グループ] を選択します。後者のオプションを選択した場合は、ファイル名またはファイル グループ名を指定します。[データベース] ボックスで複数のデータベースを選択した場合、[バックアップ コンポーネント] には [データベース] のみを指定できます。ファイルまたはファイル グループのバックアップを実行するには、データベースごとにタスクを作成します。
- [バックアップ セットの有効期限]
バックアップ セットを別のバックアップ セットでいつ上書きできるようになるかを指定します。
- [バックアップ先]
データベースをファイルまたはテープにバックアップします。データベースを格納しているコンピュータに接続したテープ デバイスのみを利用できます。
- [1 つ以上のファイルにデータベースをバックアップする]
[追加] をクリックして [バックアップ先の選択] ダイアログ ボックスを開き、1 つ以上のディスクの場所またはテープ デバイスを指定します。
- [バックアップ ファイルが存在する場合に行う操作]
このバックアップをファイルの末尾に追加する場合は、[追加] を選択します。ファイル内にある古いバックアップをすべて削除し、今回の新しいバックアップに置き換える場合は、[上書き] を選択します。
- [すべてのデータベースにバックアップ ファイルを作成する]
[フォルダ] ボックスに指定された場所にバックアップ ファイルを作成します。選択されたデータベースごとに 1 つのファイルが作成されます。
[データベースごとにサブディレクトリを作成する]
各データベース バックアップ ファイルをサブフォルダに配置します。
セキュリティ メモ :メンテナンス プランによってサブディレクトリが作成される場合もありますが、SQL Server 2005 のメンテナンス タスクはサブディレクトリを削除することはできません。この機能によって、メンテナンス クリーンアップ タスクを使ってファイルを削除するなど、悪意のある攻撃を受ける危険性を最小限に抑えることができます。
重要 :サブディレクトリには、親ディレクトリから権限が継承されます。不正アクセスを防ぐには、権限を制限してください。
- [フォルダ]
データベース バックアップ ファイルを格納するフォルダを指定します。
- [バックアップ ファイルの拡張子]
バックアップ ファイルに使用する拡張子を指定します。既定の拡張子は .bak です。
- [バックアップの整合性を検証する]
バックアップ セットが完全で、すべてのボリュームが読み取り可能であることを検証します。
[T-SQL の表示]
選択したオプションに基づき、このタスクでサーバーに対して実行される Transact-SQL ステートメントを表示します。
メモ :影響を受けるオブジェクトが大量にある場合は、表示にかなりの時間を要する場合があります。
[新しい接続] ダイアログ ボックス
- [接続名]
新しい接続の名前を入力します。
- [サーバー名の選択または入力]
このタスクを実行するときに接続するサーバーを選択します。
- [...]
使用できるサーバーの一覧を更新します。
- [サーバーにログオンするための情報の入力]
サーバーの認証情報を指定します。
- [Windows NT の統合セキュリティを使用する]
Windows 認証を使用して SQL Server データベース エンジンのインスタンスに接続します。
- [特定のユーザー名とパスワードを使用する]
SQL Server 認証を使用して SQL Server データベース エンジンのインスタンスに接続します。このオプションは使用できません。
- [ユーザー名]
認証に使用する SQL Server ログインを指定します。このオプションは使用できません。
- [パスワード]
認証に使用するパスワードを指定します。このオプションは使用できません。
参照
その他の技術情報
ヘルプおよび情報
変更履歴
| リリース | 履歴 |
|---|---|
2006 年 12 月 12 日 |
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2006 年 7 月 17 日 |
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2006 年 4 月 14 日 |
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