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レポート データベースをスケーラブルな共有データベースとしてアタッチする

レポート ボリュームのセット上でレポート データベースを構築または更新し、ボリュームを読み取り専用としてマークし、実稼働サーバーからマウント解除したら、アタッチ フェーズを開始することができます。基本的に、アタッチ フェーズではレポート ボリュームをレポート サーバー上でマウントし、レポート データベースをアタッチします。このフェーズにより、レポート データベースがスケーラブルな共有データベースになります。

アタッチ フェーズの手順

このフェーズでは、以下のことを行う必要があります。

  1. 各レポート ボリュームに対応する論理ユニット番号 (LUN) のマスクを解除し、実稼働サーバーからボリュームにアクセスできるようにします。そのためには、ハードウェア ベンダのユーティリティを使用します。データベースが複数のレポート ボリュームを使用する場合は、ボリュームごとにこの手順を実行します。
  2. LUN に対応するボリュームを各レポート サーバー上でマウントします。
    ms345450.note(ja-jp,SQL.90).gifメモ :
    レポート データベースの構築処理や更新処理を簡単にするために、常に実稼働ボリュームと同じドライブ文字を使用してレポート ボリュームをマウントすることをお勧めします。たとえば、実稼働データベースのボリュームが実稼働サーバーのドライブ E にある場合は、対応するレポート ボリュームを各レポート サーバーのドライブ E にマウントします。
    DiskPart ユーティリティを使用してボリュームをマウントするには、Windows のコマンド プロンプトで次のコマンドを入力します。 **DiskPart** **DISKPART\> select volume=***\
  3. 各レポート サーバー上で、データベースを 1 つ以上のサーバー インスタンスにアタッチします。
    詳細については、以下を参照してください。

これでレポート データベースはスケーラブルな共有データベースとして使用可能になり、クエリを処理できるようになりました。

ms345450.note(ja-jp,SQL.90).gifメモ :
アタッチ フェーズは、あるレポート ボリュームのセットに対する更新サイクルの最後のフェーズです。しかし、古いバージョンのレポート データベースと新しいバージョンのレポート データベース用に 2 つのレポート ボリュームのセットを交互に使用することもできます。これにより、2 つのボリューム セットのデタッチ フェーズとアタッチ フェーズをオーバーラップさせることが可能になります。詳細については、「スケーラブルな共有データベースの可用性の最大化」を参照してください。

参照

概念

スケーラブルな共有データベースの概要
スケーラブルな共有データベースのための適切な環境の確保
レポート データベースの構築または更新
スケーラブルな共有データベースのデタッチ
スケーラブルな共有データベースの可用性の最大化

ヘルプおよび情報

SQL Server 2005 の参考資料の入手

変更履歴

リリース 履歴

2005 年 12 月 5 日

新しい内容 :
  • 新しいスケーラブルな共有データベース機能に関するこのトピックを追加しました。