レッスン 5: データ層アプリケーションのアップグレード
このレッスンでは、前回のレッスンで作成した更新済みのデータ層アプリケーション (DAC) パッケージを使用し、レッスン 2 でデータベース エンジンのテスト インスタンスに配置した DAC をアップグレードします。
手順
DAC の配置
SQL Server Management Studio の [オブジェクト エクスプローラー] ペインで、DAC を配置するテスト インスタンスのノードに移動し、そのインスタンスの [管理] ノードを開きます。[データ層アプリケーション] ノードを開き、[SampleDAC] を右クリックして [データ層アプリケーションのアップグレード] をクリックします。
[説明] ページの情報を確認し、[次へ] をクリックします。
[パッケージの選択] ページで、[参照] をクリックします。ファイルを開くダイアログ ボックスが開き、DAC パッケージ ファイルの既定の場所が表示されます。前回のレッスンで SampleDAC.dacpac ファイルを保存したフォルダーに移動します。
SampleDAC.dacpac ファイルを選択し、[開く] をクリックします。DAC パッケージ ファイルを選択すると、[DAC の詳細] セクションに、このパッケージに関する情報が読み取り専用で表示されます。
[次へ] をクリックします。
DAC パッケージで定義されているオブジェクトが検証される間、[パッケージの選択] ページに進行状況バーが表示されます。検証が完了すると、[ポリシーの確認] ページが表示されます。
[ポリシーの確認] ページは、選択したインスタンスに対して IsCaseSensitive ポリシーを評価した結果をレポートします。評価に失敗した場合は、[ポリシー違反を無視します] チェック ボックスをオンにしてこの配置を続行できます。[次へ] をクリックして [変更の検出] ページに進みます。
DAC を最初に配置した後でデータベースが変更されているかどうかがチェックされます。[変更の検出] ページに、データベースに変更が加えられていないことを示すレポートが表示されます。[次へ] をクリックして [概要] ページに進みます。
[概要] ページで DAC のアップグレードで使用される設定を確認し、[次へ] をクリックします。
msdb データベースの DAC メタデータが更新され、すべてのデータベース オブジェクトが、新しい DAC で定義されている状態に更新されます。[DAC のアップグレード] ページで、すべてのアップグレード操作が正常に完了したことを確認します。[完了] をクリックして、ウィザードを終了します。
テスト インスタンスのノードを右クリックして、[更新] をクリックします。[データベース] ノードの [SampleDAC] ノードを開き、[テーブル] ノードを開いて、SalesAssociate テーブルがデータベースに追加されていることを確認します。
次の手順
これで DAC を配置できました。次に、Management Studio を使用して DAC を削除する方法を説明します。「レッスン 6: データ層アプリケーションの削除」を参照してください。