ビジネス ルール (Master Data Services)
ビジネス ルールは、マスター データの精度を保証するためのルールです。
ビジネス ルールは、マスター データ マネージャーのユーザー インターフェイス (UI) で作成する If/Then ステートメントです。属性値が特定の条件を満たす場合、アクションが実行されます。実行可能なアクションは、既定値の設定、値の変更、または電子メール通知の送信です。
ビジネス ルールを使用するには、ルールを作成してパブリッシュし、パブリッシュしたルールをデータに適用する必要があります。バージョンを検証することによって、バージョンのデータのサブセットまたはすべてのデータにルールを適用できます。バージョンは、すべての属性がビジネス ルール検証に合格するまでコミットできません。
ビジネス ルール検証に合格しなかった属性値を追加しようとした場合でも、値は保存されます。UI に表示される検証の問題は、確認して修正できます。
ビジネス ルールは、最低から最高の優先順位で適用されます。ビジネス ルールが除外された場合、または [アクティブ] の状態でパブリッシュされていない場合、そのルールは使用可能ですが、ビジネス ルールが適用されるときには対象となりません。
推奨事項
OR 演算子を使用するビジネス ルールを作成する場合は、個別に評価できる条件ステートメントごとに個別のルールを作成することを検討してください。そうすることによって、必要に応じてルールを除外できるので、柔軟性が向上し、トラブルシューティングも容易になります。
ルール
ビジネス ルールは、すべてのリーフ メンバーまたはすべての統合メンバーのいずれかの属性値に適用されます。
ビジネス ルールはモデルのすべてのバージョンに適用されます。
モデル配置パッケージを作成するときにビジネス ルールを含める場合は、パッケージ内のバージョンからデータを含める必要があります。
ビスネス ルールのシステム設定
Master Data Services 構成マネージャーには、ステージング処理に影響する 2 つの設定があります。これらの設定は、Master Data Services 構成マネージャーで調整するか、System Settings テーブルで直接調整することができます。詳細については、「システム設定 (Master Data Services)」を参照してください。