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STUnion (geometry データ型)

任意の geometry インスタンスと別の geometry インスタンスとの和集合を表すオブジェクトを返します。

構文

.STUnion ( other_geometry )

引数

  • other_geometry
    STUnion() を呼び出したインスタンスとの和集合を形成する、別の geometry インスタンスです。

戻り値の型

SQL Server の戻り値の型 : geometry

CLR の戻り値の型 : SqlGeometry

説明

2 つの geometry インスタンスの SRID (spatial reference ID) が一致しない場合、このメソッドは常に NULL を返します。 結果に円弧が含まれるのは、入力インスタンスに円弧が含まれる場合のみです。

使用例

A. 2 つの Polygon インスタンスの和集合を計算する

STUnion() を使用して 2 つの Polygon インスタンスの和集合を計算する例を次に示します。

DECLARE @g geometry;
DECLARE @h geometry;
SET @g = geometry::STGeomFromText('POLYGON((0 0, 0 2, 2 2, 2 0, 0 0))', 0);
SET @h = geometry::STGeomFromText('POLYGON((1 1, 3 1, 3 3, 1 3, 1 1))', 0);
SELECT @g.STUnion(@h).ToString();

B. Polygon インスタンスと CurvePolygon インスタンスの和集合を計算する

次の例は、円弧が含まれた GeometryCollection インスタンスを返します。

DECLARE @g geometry = 'CURVEPOLYGON(CIRCULARSTRING(0 -4, 4 0, 0 4, -4 0, 0 -4))';

DECLARE @h geometry = 'POLYGON((5 -1, 5 -3, 7 -3, 7 -1, 5 -1))';

SELECT @g.STUnion(@h).ToString();

STUnion() を呼び出したインスタンスは円弧セグメントを含んでいるため、STUnion() は円弧セグメントを含む結果を返します。

関連項目

その他の技術情報

geometry インスタンスの OGC メソッド