このトピックに記載されている SQL Server クラスター リソース プロパティの現在の設定内容で 1 つの行を返します。 このビューが SQL Server のスタンドアロン インスタンスで実行されている場合、データは返されません。
これらのプロパティは、SQL Server フェールオーバー クラスター インスタンスのエラー検出、障害応答時間、および正常性状態の監視のログ記録に影響を与える値を設定するために使用されます。
列名 |
プロパティ |
データ型 |
|---|---|---|
VerboseLogging |
bigint |
SQL Server フェールオーバー クラスターのログ記録レベルです。 詳細ログをオンにすると、トラブルシューティングを目的とした詳細情報をエラー ログに追加できます。 詳細については、「ALTER SERVER CONFIGURATION (Transact-SQL)」を参照してください。
|
SqlDumperDumpFlags |
bigint |
SQLDumper ダンプ フラグは、SQL Server によって生成されるダンプ ファイルの種類を決定します。 既定の設定は 0 です。 |
SqlDumperDumpPath |
nvarchar(260) |
SQLDumper ユーティリティがダンプ ファイルを生成する場所です。 |
SqlDumperDumpTimeOut |
bigint |
SQL Server でエラーが発生した場合の、SQLDumper ユーティリティによるダンプの生成のタイムアウト値 (ミリ秒単位) です。 既定値は 0 です。 |
FailureConditionLevel |
bigint |
SQL Server フェールオーバー クラスターのエラーまたは再起動の条件を設定します。 既定値は 3 です。 詳細な説明や、プロパティの設定の変更方法については、「FailureConditionLevel プロパティ設定の構成」を参照してください。 |
HealthCheckTimeout |
bigint |
SQL Server データベース エンジンのリソース DLL が、サーバーの状態情報を待機する時間のタイムアウト値です。この待機時間を経過すると、SQL Server のインスタンスが応答不能と見なされます。 このタイムアウト値は、ミリ秒単位で指定します。 既定値は 60000 です。 詳細や、このプロパティの設定の変更方法については、「HealthCheckTimeout プロパティ設定の構成」を参照してください。 |
権限
SQL Server フェールオーバー クラスター インスタンスに対する VIEW SERVER STATE 権限が必要です。
使用例
次の例では、sys.dm_os_cluster_properties を使用して、SQL Server フェールオーバー クラスター リソースのプロパティ設定を返します。
SELECT VerboseLogging, SqlDumperDumpFlags, SqlDumperDumpPath, SqlDumperDumpTimeOut, FailureConditionLevel, HealthCheckTimeout
FROM sys.dm_os_cluster_properties;
次に結果セットの例を示します。
VerboseLogging |
SqlDumperDumpFlags |
SqlDumperDumpPath |
SqlDumperDumpTimeOut |
FailureConditionLevel |
HealthCheckTimeout |
|---|---|---|---|---|---|
0 |
0 |
NULL |
0 |
3 |
60000 |