トレースの作成や実行を Microsoft SQL Server Profiler を使用して行うか、システム ストアド プロシージャを使用して行うかによって、SQL トレースでのトレースの処理が異なります。
SQL Server Profilerの代替手段として、Transact-SQL システム ストアド プロシージャを使用してトレースを作成および実行できます。 システム ストアド プロシージャを使用したトレースの処理は、次のようになります。
sp_trace_create を使用して、トレースを作成します。
sp_trace_setevent によりイベントを追加します。
必要に応じて、sp_trace_setfilter によりフィルターを設定します。
sp_trace_setstatus によりトレースを開始します。
sp_trace_setstatus によりトレースを停止します。
sp_trace_setstatus によりトレースを閉じます。
注Transact-SQL システム ストアド プロシージャを使用すると、サーバー側のトレースが作成されます。これにより、ディスク上に空き領域があり、かつ書き込みエラーが発生しない限り、イベントが失われないことが保証されます。 ディスクがいっぱいになるか、ディスク障害が発生した場合、SQL Server インスタンスの実行は続行されますが、トレースは停止されます。 c2 audit mode が設定されていて、書き込みエラーが発生すると、トレースが停止され、SQL Server インスタンスがシャットダウンされます。 c2 audit mode 設定の詳細については、「c2 audit mode サーバー構成オプション」を参照してください。
このセクションの内容
トピック |
説明 |
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システム パフォーマンスへのトレースの影響を軽減する方法について説明します。 |
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トレースでのフィルターの使用について説明します。 |
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トレース データが書き込まれるファイルやテーブルのサイズを制限する方法について説明します。 SQL Server Profilerでのみ、トレース情報をテーブルに書き込むことができます。 |
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トレースの開始時刻や終了時刻を設定する方法について説明します。 |
関連項目
参照
sp_trace_create (Transact-SQL)
sp_trace_setevent (Transact-SQL)