1 つ以上のマージ元パーティションのデータをマージ先パーティションにマージします。その後、マージ元パーティションを削除します。
構文
Merge-ASDatabase [-Name] <string> [-SourcePartitions] <System.String[]> -Database <string> -Cube <string> -MeasureGroup <string> [-Server <string>] [-Credentials <PSCredential>] [<CommonParameters>]
Merge-ASDatabase -TargetPartition <Microsoft.AnalysisServices.Partition> [-SourcePartitions] <System.String[]> -Database <string> -Cube <string> -MeasureGroup <string> [-Server <string>] [-Credentials <PSCredential>] [<CommonParameters>]
説明
Merge-Partition コマンドレットでは、1 つ以上のマージ元パーティションのデータをマージ先パーティションにマージします。その後、マージ元パーティションを削除します。 パーティションは、次の基準をすべて満たす場合のみマージできます。
各パーティションが同じメジャー グループに属している。
パーティションが同じコンピューター上にある。
パーティションが同じストレージ モード (多次元データベース用の MOLAP、HOLAP、および ROLAP) を共有する。
パラメーター
-Name <string>
マージ元パーティション データをマージするマージ先パーティションを指定します。 このパーティションは既に存在している必要があります。
必須/オプション |
必須 |
位置 |
0 |
既定値 |
|
パイプライン入力の受け入れ |
不可 |
ワイルドカード文字の受け入れ |
不可 |
-SourcePartition <string>
マージ先パーティションにマージするマージ元パーティションを指定します。 マージするパーティションのコンマ区切りのリストを作成できます。 リストを保存するために変数を使用します。 たとえば、$Sources="Sales_2008", "Sales_2009", "Sales_2010" のように指定できます。
必須/オプション |
必須 |
位置 |
1 |
既定値 |
|
パイプライン入力の受け入れ |
不可 |
ワイルドカード文字の受け入れ |
不可 |
-Database <string>
パーティションが属するデータベースを指定します。
必須/オプション |
必須 |
位置 |
指定 |
既定値 |
|
パイプライン入力の受け入れ |
不可 |
ワイルドカード文字の受け入れ |
不可 |
-Cube <string>
パーティションが属するキューブを指定します。
必須/オプション |
必須 |
位置 |
指定 |
既定値 |
|
パイプライン入力の受け入れ |
不可 |
ワイルドカード文字の受け入れ |
不可 |
-MeasureGroup <string>
パーティションが属するメジャー グループを指定します。
必須/オプション |
必須 |
位置 |
指定 |
既定値 |
|
パイプライン入力の受け入れ |
不可 |
ワイルドカード文字の受け入れ |
不可 |
-Server <string>
コマンドレットが接続して実行する Analysis Services インスタンスを指定します。 サーバー名が指定されていない場合は、localhost に接続されます。 既定のインスタンスの場合は、サーバー名のみを指定します。 名前付きインスタンスの場合は、servername \instancename 形式を使用します。 HTTP 接続では、http[s]://server[:port]/virtualdirectory/msmdpump.dll 形式を使用します。
必須/オプション |
オプション |
位置 |
指定 |
既定値 |
localhost |
パイプライン入力の受け入れ |
不可 |
ワイルドカード文字の受け入れ |
不可 |
-Credential <PSCredential>
このパラメーターは、HTTP アクセス用に構成したインスタンスに対して、Analysis Service インスタンスへの HTTP 接続を使用するときに、ユーザー名とパスワードを渡すために使用されます。 詳細については、「インターネット インフォメーション サービス (IIS) 7.0 上の Analysis Services への HTTP アクセスの構成」および「Analysis Services PowerShell」で HTTP 接続について参照してください。
このパラメーターを指定した場合は、指定された Analysis Server インスタンスへの接続にユーザー名とパスワードが使用されます。 資格情報を指定していない場合は、ツールを実行しているユーザーの既定の Windows アカウントが使用されます。
このパラメーターを使用するには、最初に、Get-Credential を使用して PSCredential オブジェクトを作成し、ユーザー名とパスワードを指定します ($Cred=Get-Credential “adventure-works\bobh” など)。 このオブジェクトは、–Credential パラメーター (-Credential:$Cred) にパイプできます。
必須/オプション |
オプション |
位置 |
指定 |
既定値 |
|
パイプライン入力の受け入れ |
可 (ByValue) |
ワイルドカード文字の受け入れ |
不可 |
-TargetPartition <Microsoft.AnalysisServices.Partition>
マージ元パーティションをマージするマージ先パーティションを指定します。
必須/オプション |
必須 |
位置 |
指定 |
既定値 |
|
パイプライン入力の受け入れ |
可 |
ワイルドカード文字の受け入れ |
不可 |
<CommonParameters>
このコマンドレットは共通のパラメーターをサポートしています (-Verbose、-Debug、-ErrorAction、-ErrorVariable、-OutBuffer、および -OutVariable)。 詳細については、「About_CommonParameters」を参照してください。
入力および出力
入力型は、コマンドレットにパイプできるオブジェクトの型です。 戻り値の型は、コマンドレットが返すオブジェクトの型です。
入力 |
System.string |
出力 |
なし |
例 1
PS SQL SERVER:\sqlas\locahost\default\Databases\AWTEST\Cubes\Adventure Works\MeasureGroups\sales orders\partitions> $Source=”Total_Orders_2001”, “Total_Orders_2002”, “Total_Orders_2003”PS SQL SERVER:\sqlas\locahost\default\Databases\AWTEST\Cubes\Adventure Works\MeasureGroups\sales orders\partitions> Merge-Partition –Name “Total_Orders_2004” –SourcePartitions:$Source –database “AWTEST” –cube “Adventure Works” –MeasureGroup “Sales Orders”
このコマンドは、2001、2002、および 2003 のパーティションを 2004 のパーティションにマージした後、以前の年のパーティションを削除します。