このトピックでは、SQL Server Management Studio または Transact-SQL を使用してマスター サーバー SQL Server 2012 を作成する方法について説明します。
このトピックの内容
作業を開始する準備:
セキュリティ
マスター サーバーを作成するために使用するもの:
SQL Server Management Studio
Transact-SQL
作業を開始する準備
セキュリティ
プロキシに関連付けられているステップを持つ分散ジョブは、対象サーバーのプロキシ アカウントのコンテキストで実行されます。 次の条件を満たしていることを確認してください。満たしていないと、プロキシに関連付けられているジョブ ステップがマスター サーバーから対象サーバーにダウンロードされません。
マスター サーバー レジストリのサブキー \HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Microsoft SQL Server\<instance_name>\SQL Server Agent\AllowDownloadedJobsToMatchProxyName (REG_DWORD) が 1 (True) に設定されていること。 既定では、この値は 0 (false) に設定されます。
ジョブ ステップを実行するマスター サーバー プロキシ アカウントと同じ名前を持つ対象サーバーにプロキシ アカウントが存在すること。
マスター サーバーから対象サーバーにプロキシ アカウントをダウンロード中に、これらのアカウントを使用するジョブ ステップが失敗した場合は、msdb データベースの sysdownloadlist テーブルの error_message 列を参照して、以下のエラー メッセージの有無を確認します。
"ジョブ ステップではプロキシ アカウントが必要ですが、対象サーバーで一致するプロキシが無効です。"
このエラーを解決するには、AllowDownloadedJobsToMatchProxyName レジストリ サブキーを 1 に設定します。
"プロキシ アカウントが見つかりませんでした。"
このエラーを解決するには、対象サーバー上にプロキシ アカウントが存在し、ジョブ ステップを実行するマスター サーバー プロキシ アカウントと同じ名前が付けられているかどうかを確認します。
権限
このプロシージャの実行権限は、既定では sysadmin 固定サーバー ロールのメンバーに与えられています。
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SQL Server Management Studio の使用
マスター サーバーを作成するには
オブジェクト エクスプローラーで、Microsoft SQL Server データベース エンジンのインスタンスに接続し、そのインスタンスを展開します。
[SQL Server エージェント] を右クリックし、[マルチサーバーの管理] をポイントして、[マスター サーバーに設定] をクリックします。 マスター サーバー ウィザードを使用してマスター サーバーを作成し、対象サーバーを追加します。
[マスター サーバー オペレーター] ページで、マスター サーバーのオペレーターを設定します。電子メールまたはポケットベルを使用してオペレーターに通知を送信するには、電子メールが送信されるように SQL Server エージェントを設定しておく必要があります。 net send を使用してオペレーターに通知を送信するには、SQL Server エージェントが置かれているサーバーで Messenger サービスが実行されている必要があります。
[電子メール アドレス]
オペレーターの電子メール アドレスを設定します。[ポケットベル アドレス]
オペレーターのポケットベル メール アドレスを設定します。[Net Send アドレス]
オペレーターの net send アドレスを設定します。
[対象サーバー] ページで、マスター サーバーの対象サーバーを選択します。
[登録済みサーバー]
Microsoft SQL Server Management Studio に登録されているサーバーで、まだ対象サーバーになっていないものを一覧表示します。[対象サーバー]
対象サーバーであるサーバーを一覧表示します。>
選択したサーバーを対象サーバーの一覧に移動します。>>
すべてのサーバーを対象サーバーの一覧に移動します。<
選択したサーバーを対象サーバーの一覧から削除します。<<
すべてのサーバーを対象サーバーの一覧から削除します。[接続の追加]
サーバーを登録せずに対象サーバーの一覧に追加します。[接続]
選択したサーバーの接続プロパティを変更します。
[マスター サーバー ログインの資格情報] ページで、必要に応じて対象サーバーの新しいログインを作成してマスター サーバーへの権利を割り当てるかどうかを指定します。
- [必要に応じて新しいログインを作成し、MSX へのアクセス権を割り当てる]
指定されたログインが存在していない場合に、新しいログインを対象サーバーに作成します。
- [必要に応じて新しいログインを作成し、MSX へのアクセス権を割り当てる]
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Transact-SQL の使用
マスター サーバーを作成するには
データベース エンジンに接続します。
[標準] ツール バーの [新しいクエリ] をクリックします。
次の例をコピーしてクエリ ウィンドウに貼り付け、[実行] をクリックします。 この例では、現在のサーバーを AdventureWorks1 マスター サーバーに追加します。 現在のサーバーの場所は、Building 21 の Room 309 の Rack 5 です。
USE msdb ;
GO
EXEC dbo.sp_msx_enlist N'AdventureWorks1',
N'Building 21, Room 309, Rack 5' ;
GO;
詳細については、「sp_msx_enlist (Transact-SQL)」を参照してください。
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