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Oracle スキーマを SQL Server スキーマにマップする (OracleToSQL)

Oracle では、各データベースに 1 つ以上のスキーマがあります。 既定では、Microsoft SQL Server Migration Assistant (SSMA) for Oracle は、Oracle スキーマ内のすべてのオブジェクトを、そのスキーマ用に指定された SQL Server データベースに移行します。 ただし、Oracle スキーマと SQL Server データベース間のマッピングはカスタマイズできます。

Oracle スキーマと SQL Server スキーマ

Oracle データベースにはスキーマが含まれています。 SQL Server のインスタンスには複数のデータベースが含まれており、それぞれに複数のスキーマを含めることができます。

スキーマの Oracle の概念は、データベースとそのスキーマの 1 つの SQL Server の概念にマップされます。 たとえば、Oracle には HR という名前のスキーマがあるとします。 SQL Server のインスタンスには SampleDatabase という名前のデータベースがあり、そのデータベース内には複数のスキーマが存在する可能性があります。 既定では、Oracle スキーマ HR は SQL Server データベースとスキーマ SampleDatabase.HR にマップされます。 スキーマの SSMA 定義は、データベースとスキーマの SQL Server の組み合わせです。

Oracle スキーマと SQL Server スキーマ間のマッピングを変更できます。

ターゲット データベースとスキーマを変更する

SSMA では、Oracle スキーマを使用可能な SQL Server スキーマにマップできます。

データベースとスキーマを変更する

  1. Oracle メタデータ エクスプローラーで、[スキーマ] を選択 します

  2. 右側のウィンドウで、[ スキーマ マッピング ] タブを選択します。すべての Oracle スキーマの一覧が表示され、その後にターゲット値が表示されます。 このターゲットは、オブジェクトとデータが移行される SQL Server の 2 部構成の表記 (database.schema) で示されます。

  3. 変更するマッピングを含む行を選択し、[ 変更] を選択します。

  4. [ ターゲット スキーマの選択 ] ダイアログで、使用可能なターゲット データベースとスキーマを参照するか、テキスト ボックスに 2 部構成の表記 (database.schema) でデータベースとスキーマ名を入力し、[ OK] を選択します。 [ スキーマ マッピング ] タブでターゲットが変更されます。

[ スキーマ マッピング ] タブは、個々のデータベース、スキーマ フォルダー、または個々 スキーマを選択するときにも使用できます。 [ スキーマ マッピング ] タブの一覧は、選択したオブジェクトに合わせてカスタマイズされます。

SQL Server へのマッピングのモード

ソース データベースを任意のターゲット データベースにマップできます。 既定では、ソース データベースは SSMA を使用して接続したターゲット SQL Server データベースにマップされます。 マップされているターゲット データベースが SQL Server に存在しない場合は、"データベースまたはスキーマがターゲット SQL Server メタデータに存在しません。" というメッセージが表示されます。 同期中に作成されます。 続行しますか?[ はい] を選択します。 同様に、同期中に作成されるターゲット SQL Server データベースの下にある存在しないスキーマにスキーマをマップできます。

既定のデータベースとスキーマに戻す

Oracle スキーマと SQL Server スキーマの間のマッピングをカスタマイズする場合は、マッピングを既定値に戻すことができます。

既定のデータベースとスキーマに戻すには、[ スキーマ マッピング ] タブで任意の行を選択し、[ 既定値にリセット] を選択します。