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SubnetIsDelegated エラー コードのトラブルシューティング

この記事では、ノード プールを作成しようとしたときに発生する SubnetIsDelegated エラーを特定して解決する方法について説明します。

[前提条件]

  • Azure CLI (バージョン 2.0.59 以降のバージョン)

症状

AKS クラスターでノード プールを作成しようとすると、次のエラー メッセージが表示されます。

Code:SubnetIsDelegated

メッセージ:AgentPoolProfile id <subnet-id> を持つサブネットは、委任されたサブネットであるため使用できません。 詳細については、 https://aka.ms/adv-network-prerequest を参照してください。

原因

サブネットを使用してノード プールを作成しようとして、サブネットが特定の Azure サービスに対して委任が有効になっている場合、新しいノード プールを AKS サービスと統合することはできません。

解決策

この問題を解決するには、次の手順に従ってください。

  1. サブネットが正しく委任されていることを確認します。

    az network vnet subnet show \
      --resource-group $RESOURCE_GROUP \
      --vnet-name $VNET_NAME \
      --name $SUBNET_NAME \
      --query delegations
    
  2. 出力に Microsoft.ContainerService/managedClusters が委任されたサービスとして表示されているか、委任されたサービスが表示されていないことを確認します。 出力に他の Azure サービス委任が表示されている場合は、次のコマンドを実行して削除します。

    az network vnet subnet update \
      --resource-group $RESOURCE_GROUP \
      --vnet-name $VNET_NAME \
      --name $SUBNET_NAME \
      --remove delegations 0
    
  3. 次のコマンドを実行して、マネージド クラスターの委任を追加します。

    az network vnet subnet update \
      --resource-group $RESOURCE_GROUP \
      --vnet-name $VNET_NAME \
      --name $SUBNET_NAME \
      --delegations Microsoft.ContainerService/managedClusters
    
  4. サブネットの委任が削除されたら、 az aks nodepool add コマンドを使用してノード プールを作成し直してください。

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