デバッガー エンジンは、ターゲットにブレークポイントを作成して監視できます。
エンジンがターゲットに挿入できるブレークポイントには、ソフトウェア ブレークポイントとプロセッサ ブレークポイントの 2 種類があります。
ブレークポイントの 位置にあるプロセッサ命令を変更することで、ソフトウェア ブレークポイントがターゲットのコードに挿入されます。 デバッガー エンジンは、このようなブレークポイントを追跡します。クライアントがその場所でメモリの読み取りと書き込みを行うのには見えません。 ターゲットが変更された命令を実行すると、ソフトウェア ブレークポイントがトリガーされます。
プロセッサ ブレークポイント は、デバッガー エンジンによってターゲットのプロセッサに挿入されます。 プロセッサ ブレークポイントは、さまざまなアクション (ソフトウェア ブレークポイントなど) での命令の実行、ブレークポイントの場所でのメモリの読み取りまたは書き込みなどによってトリガーできます。 プロセッサ ブレークポイントのサポートは、ターゲットのコンピューターのプロセッサによって異なります。
ブレークポイントのアドレスは、明示的なアドレス、アドレスに評価される式、または将来のアドレスに評価される可能性がある式によって指定できます。 最後のケースでは、モジュールがターゲットにロードまたはアンロードされるたびに、エンジンは式を再評価し、アドレスを特定できる場合はブレークポイントを挿入しようとします。これにより、読み込まれる前にモジュールにブレークポイントを設定できます。
いくつかのパラメーターをブレークポイントに関連付けて、その動作を制御できます。
ブレークポイントはターゲット内の特定のスレッドに関連付けることができ、そのスレッドによってのみトリガーされます。
ブレークポイントには、デバッガー コマンドを関連付けることができます。これらのコマンドは、ブレークポイントがトリガーされたときに自動的に実行されます。
ブレークポイントは、ターゲットが指定された回数を通過するまで、非アクティブとして設定できます。
ブレークポイントは、最初にトリガーされるときに自動的に削除できます。
追加情報
ブレークポイントの使用の詳細については、「ブレークポイントの 使用」を参照してください。