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fsutil 8dot3name

次のような短い名前 (8dot3 名) の動作の設定を照会または変更します。

  • 短い名前の動作の現在の設定の照会。

  • 指定されたディレクトリ パスから短い名前が削除された場合に影響を受ける可能性のあるレジストリ キーの指定されたディレクトリ パスのスキャン。

  • 短い名前の動作を制御する設定の変更。 この設定は、指定されたボリュームまたは既定のボリューム設定に適用できます。

  • ディレクトリ内のすべてのファイルの短い名前の削除。

Important

8dot3 ファイル名を完全に削除し、8dot3 ファイル名を指すレジストリ キーを変更しない場合は、アプリケーションをアンインストールできないなど、予期せぬアプリケーション エラーが発生する可能性があります。 8dot3 ファイル名を削除する前に、まずディレクトリまたはボリュームをバックアップすることをお勧めします。

Syntax

fsutil 8dot3name [query] [<volumepath>]
fsutil 8dot3name [scan] [/s] [/l [<log file>] ] [/v] <directorypath>
fsutil 8dot3name [set] { <defaultvalue> | <volumepath> {1|0}}
fsutil 8dot3name [strip] [/t] [/s] [/f] [/l [<log file.] ] [/v] <directorypath>

Parameters

Parameter Description
クエリ [<volumepath>] 8dot3 の短い名前の作成動作の状態をファイル システムに照会します。

ボリュームパスがパラメーターとして指定されていない場合は、すべてのボリュームの既定の 8dot3name 作成動作設定が表示されます。

スキャン <directorypath> 指定された ディレクトリパス にあるファイルをスキャンして、ファイル名から 8dot3 ショートネームが削除された場合に影響を受ける可能性のあるレジストリ キーを探します。
セット {<defaultvalue> \| <volumepath>} 次のインスタンスで 8dot3 名の作成に関するファイル システムの動作を変更します。
  • defaultvalue を指定すると、レジストリ キー HKLM\System\CurrentControlSet\Control\FileSystem\NtfsDisable8dot3NameCreation既定値に設定されます。

    DefaultValue には、次の値を指定できます。

    • 0: システム上のすべてのボリュームに対して 8dot3 名の作成を有効にします。
    • 1: システム上のすべてのボリュームの 8dot3 名の作成を無効にします。
    • 2:ボリュームごとに8dot3名の作成を設定します。
    • 3: システムボリュームを除くすべてのボリュームの 8dot3 名の作成を無効にします。
  • volumepath を指定すると、ディスク上の指定されたボリュームフラグ 8dot3name プロパティは、指定されたボリュームの 8dot3 名の作成を有効にするように設定されるか (0)、指定されたボリュームの 8dot3 名の作成を無効にするように設定されます (1)。

    指定したボリュームの 8dot3 名作成を有効または無効にする前に、8dot3 名作成のデフォルトのファイルシステムの動作を値 2 に設定する必要があります。

ストリップ <directorypath> 指定された ディレクトリパスにあるすべてのファイルの 8dot3 ファイル名を削除します。 8dot3 ファイル名は、ファイル名と組み合わせた ディレクトリパス に 260 文字を超えるファイルでは削除されません。

このコマンドは、8dot3 ファイル名が完全に削除されたファイルを指すレジストリ キーを一覧表示しますが、変更しません。

<volumepath> volume{GUID} の形式でドライブ名の後ろにコロンまたは GUID を指定します。
/f 8dot3 ファイル名を使用するファイルを指すレジストリ キーがある場合でも、指定した directorypath にあるすべてのファイルで 8dot3 ファイル名が削除されるように指定します。 この場合は、この操作によって、8dot3 ファイル名が削除されますが、8dot3 ファイル名を使用しているファイルを指すレジストリ キーは変更されません。 警告:/f パラメーターを使用する前に、プログラムをアンインストールできないなど、予期しないアプリケーション障害が発生する可能性があるため、ディレクトリまたはボリュームをバックアップすることをお勧めします。
/l [<log file>] 情報が書き込まれるログ ファイルを指定します。

/l パラメーターが指定されていない場合、すべての情報が既定のログ ファイル %temp%\8dot3_removal_log@(GMT YYYY-MM-DD HH-MM-SS).log** に書き込まれます

/s 指定した ディレクトリパスのサブディレクトリに操作を適用することを指定します。
/t 8dot3 ファイル名の削除をテスト モードで実行するように指定します。 8dot3 ファイル名の実際の削除を除くすべての操作が実行されます。 テスト モードを使用すると、8dot3 ファイル名を使用するファイルを指すレジストリ キーを見つけることができます。
/v ログ ファイルに書き込まれたすべての情報がコマンドライン上にも表示されるように指定します。

Examples

GUID {928842df-5a01-11de-a85c-806e6f6e6963} で指定されたディスク ボリュームの 8dot3 名の無効化動作を照会するには、次のように入力します。

fsutil 8dot3name query volume{928842df-5a01-11de-a85c-806e6f6e6963}

また、 behavior サブコマンドを使用して、8dot3 name の動作を照会することもできます。

D:\MyData ディレクトリとすべてのサブディレクトリ内の 8dot3 ファイル名を削除するには、mylogfile.logとして指定されたログ ファイルに情報を書き込むには、次のように入力します。

fsutil 8dot3name strip /l mylogfile.log /s d:\MyData