SWbemSecurity オブジェクトでは、オブジェクトに割り当てられた特権、COM 偽装、認証レベルなどのセキュリティ設定を取得または設定します。 SWbemLocator、SWbemServices、SWbemObject、SWbemObjectSet、SWbemObjectPath、SWbemLastError、SWbemEventSource オブジェクトには、SWbemSecurity オブジェクトである Security_ プロパティがあります。 インスタンスを取得するか、WMI セキュリティ ログを表示するときに、Security_ オブジェクトのプロパティを設定する必要がある場合があります。
VBScript CreateObject 呼び出しでは、Security オブジェクトは作成できません。 このオブジェクトのセキュリティ設定は、WMI への接続で行われた認証、偽装、または特権の設定、またはオブジェクトが非同期呼び出しでシンクに配信されるときにプロキシに対して有効なセキュリティを識別するものではありません。 詳細については、「WMI セキュリティの維持」を参照してください。
メンバー
SWbemSecurity オブジェクトには、次の種類のメンバーがあります。
プロパティ
SWbemSecurity オブジェクトには、次のプロパティがあります。
| プロパティ | アクセスの種類 | 説明 |
|---|---|---|
|
AuthenticationLevel |
読み取り/書き込み |
このオブジェクトに割り当てられる COM 認証レベルを定義する数値。 この設定により、WMI から送信された情報を保護する方法が決まります。 |
|
ImpersonationLevel |
読み取り/書き込み |
このオブジェクトに割り当てられる COM 偽装レベルを定義する数値。 この設定では、WMI が所有するプロセスで、他のプロセスを呼び出すときにセキュリティ資格情報を検出または使用できるかどうかを指定します。 |
|
権限 |
読み取り専用 |
このオブジェクトの特権を定義する SWbemPrivilegeSet オブジェクト。 詳細については、「特別な特権を使用して実行する」を参照してください。 |
要件
| 要件 | 値 |
|---|---|
| サポートされている最小のクライアント |
Windows Vista |
| サポートされている最小のサーバー |
Windows Server 2008 |
| Header |
|
| タイプ ライブラリ |
|
| [DLL] |
|
| CLSID |
CLSID_SWbemSecurity |
| IID |
IID_ISWbemSecurity |