エンティティ (Master Data Services)
エンティティは、Master Data Services モデル内のオブジェクトです。 エンティティは、属性によって定義される関連するメンバーのコンテナーです。
エンティティは、マスター データを含むテーブルと考えることができます。行はメンバーを表し、列は属性を表します。
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次の例では、エンティティに Name、Code、Subcategory、StandardCost、ListPrice、および FilePhoto という属性があります。これらの属性はメンバーを表します。メンバーは、属性値の 1 行で表されます。
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1 つ以上のエンティティを作成でき、エンティティはどれも同様に重要です。各エンティティでは、類似するデータをグループ化する必要があります。たとえば、製品メンバーを含む Product エンティティや、顧客メンバーを含む Customer エンティティを作成できます。また、エンティティは別のエンティティの属性である場合もあります。これを、ドメイン ベースの属性といいます。
一般に、ビジネスにとって重要な 1 つ以上の中心となるエンティティが存在し、そのエンティティにモデル内の他のオブジェクトを関連付けます。たとえば、Product モデルの場合、Product という中心となるエンティティを作成し、そのエンティティに Subcategory や Category などの他のエンティティを関連付けることができます。
マスター データ マネージャーでは、モデルの作成時に、エンティティを同時に作成するかどうかを選択できます。このエンティティには、モデルと同じ名前が付けられますが、名前は後で必要に応じて変更できます。 [システム管理] 機能領域では、右側の [詳細] ペインから左側の [モデル エクスプローラー] ペインにエンティティをドラッグできます。エンティティをモデルにドラッグすると、エンティティは基本レベルのエンティティになり、このエンティティによってマスター データ マネージャーの [エクスプローラー] 領域のビューが決まります。エンティティを別のエンティティにドラッグすると、エンティティはドメイン ベースの属性になります。
例
次の例では、Product エンティティが中心となるエンティティです。Subcategory エンティティは、Product エンティティのドメイン ベースの属性です。Category エンティティは、Subcategory エンティティのドメイン ベースの属性です。StandardCost および ListPrice は、Product エンティティの自由形式属性で、FilePhoto は Product エンティティのファイル属性です。
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注 |
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これは、マスター データ マネージャー ユーザー インターフェイスに基づく例です。階層ツリー構造は、エンティティとドメイン ベースの属性間のリレーションシップを示します。 これは、リレーションシップを示すもので、重要度を表すものではありません。 |
注