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リレーションシップ ステージング テーブル (Master Data Services)

Master Data Services データベースの親子リレーションシップ ステージング テーブル (mdm.tblStgRelationship) を使用して、次のことを行います。

  • 明示的階層内でメンバーを移動します。

  • コレクションにメンバーを追加します。

このトピックの内容は次のとおりです。

  • テーブル列

  • 使用例

テーブル列

列名

説明

ID

自動的に割り当てられた ID が表示されます。バッチが未処理の場合、このフィールドは空白です。

Batch_ID

ステージング用のレコードをグループ化する、自動的に割り当てられた識別子を表示します。バッチ内のメンバーすべてにこの識別子が割り当てられます。これは、マスター データ マネージャーのユーザー インターフェイスの [ID] 列に表示されます。この値は、mdm.tblStgBatch の [ID] フィールドにも表示されます。

バッチが未処理の場合、このフィールドは空白です。

VersionName

使用しません。

UserName

この値は省略可能です。レコードにフィルターを適用するユーザー名を マスター データ マネージャー ユーザー インターフェイスに指定します。ログインしたユーザーは次の項目を表示できます。

  • 自分のユーザー名に対応するレコード

  • ユーザー名が割り当てられていないレコード

ユーザー名は、マスター データ マネージャー ユーザー一覧に示されている名前と一致している必要があります。たとえば、DOMAIN\user_name や server\user_name などです。

ModelName

この値は必須です。モデルの名前を指定します (大文字と小文字が区別されます)。

EntityName

この値は必須です。エンティティ名を指定します。

HierarchyName

明示的階層内のメンバーのリレーションシップを指定する場合のみ必須の値になります。明示的階層名を指定します。

メンバーをコレクションに追加する場合は、空白にします。

MemberType_ID

メンバーの追加先が明示的階層またはコレクションのいずれであるかを指定します。指定できる値は次のとおりです。

  • 4: 明示的階層を示します。

  • 5: コレクションを示します。

MemberCode

この値は必須です。メンバー コードを指定します。

TargetCode

この値は必須です。

明示的階層の場合、次のように指定します。

  • リーフ メンバーを兄弟に指定する。

  • 統合メンバーを親または兄弟に指定する。

TargetCodeMDMUNUSED を使用して、リーフ メンバーを任意の明示的階層の [未使用] ノードに追加します。

TargetCodeROOT を使用して、メンバーを明示的階層のルートに追加します。

コレクションの場合、メンバーの追加先とするコレクションのコードを指定します。

TargetType_ID

この値は必須です。

明示的階層の場合、次のように指定します。

  • 対象メンバーを段階的に追加されるメンバーの親にする場合は、1 を指定する。

  • 対象メンバーを段階的に追加されるメンバーの兄弟にするには、2 を指定する。

コレクションの場合は、1 を指定します。

SortOrder

この値は省略可能です。明示的階層では、親の下にある他のメンバーに対するメンバーの順序を示す整数を指定します。各メンバーには一意の番号が格納されます。

Status_ID

インポート処理の状態が表示されます。指定できる値は次のとおりです。

  • 0: レコードがステージング準備済みであることを示すために指定します。

  • 1: 自動的に割り当てられ、レコードのステージングが正常に完了したことを示します。

  • 2: 自動的に割り当てられ、レコードのステージングに失敗したことを示します。

ErrorCode

エラー コードを表示します。Status_ID2 のすべてのレコードの場合、詳細については、マスター データ マネージャーの [ステージング バッチ エラー] ページを参照してください。

使用例

次のタスクを完了すると、次に示す例をフラット ファイルに保存して Master Data Services データベースにインポートできるようになります。

SQL Server Integration Services を使用したデータベースへのデータのインポートの詳細については、「SQL Server インポートおよびエクスポート ウィザードを実行する方法」を参照してください。

次の例では、属性リレーションシップを段階的に追加する方法を示しています。

  • この例の最初の行には、列名が含まれています。

  • 2 行目では、MW 統合メンバーを Product Management 明示的階層の BK-M101 リーフ メンバーの親として指定します。

  • 3 行目では、BK-M101 リーフ メンバーを Product Management 明示的階層の BK-M18B-40 リーフメンバーの兄弟 (同レベル) として指定します。

  • 4 行目では、JR コレクションを USBIKE2WRK コレクションに追加します。

  • 5 行目では、BK-M101 リーフ メンバーを USBIKE2WRK コレクションに追加します。

  • 6 行目では、MW 統合メンバーを USBIKE2WRK コレクションに追加します。

    ModelName,EntityName,HierarchyName,MemberType_ID,MemberCode,TargetCode,TargetType_ID
    Product,Product,Product Management,4,BK-M101,MW,1
    Product,Product,Product Management,4,BK-M18B-40,BK-M101,2
    Product,Product,,5,JR,USBIKE2WRK,1
    Product,Product,,5,BK-M101,USBIKE2WRK,1
    Product,Product,,5,MW,USBIKE2WRK,1