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大規模なモデル配置パッケージの設定 (Master Data Services)

大規模なモデル配置パッケージは作成または配置に時間がかかることがあるので、場合によっては、正常に処理が完了するようにシステム設定を変更する必要があります。

変更できるシステム設定は、Web.config ファイルおよび Master Data Services 構成マネージャーにあります。

Web.config の設定

Master Data Services では Web.config ファイルを使用することで、インターネット インフォメーション サービス (IIS) でマスター データ マネージャー Web アプリケーションおよび Web サービスをホストできるようにする構成設定を取り込みます。この Web.config ファイルは、Master Data Services インストール パスの WebApplication フォルダーにあります。

ユーザーが適切な権限を持っている場合は、このファイル内の 2 つの IIS 設定を変更できます。詳細については、「フォルダーとファイルの権限 (Master Data Services)」を参照してください。変更を加えた後で、IIS を再起動します。

最大ファイル アップロード サイズの変更

Web.config ファイルで、Master Data Services 実装用に ASP.NET でサポートされている最大ファイル アップロード サイズを変更できます。この変更を行うには、次の例に示すように、<httpRuntime> 要素の maxRequestLength 属性を見つけて更新します。

<httpRuntime maxRequestLength="100000" useFullyQualifiedRedirectUrl="true" executionTimeout="300"/>

maxRequestLength に指定されているサイズは KB 単位です。Master Data Services の既定値は 100 MB です。この値は、必要に応じて変更できます。

最大コンテンツ長の変更

Web.config ファイルで、IIS でサポートされているコンテンツの最大長を 1 つの要求で変更できます。この変更を行うには、次の例に示すように、<requestLimits> 要素の maxAllowedContentLength 属性を見つけて更新します。

<requestFiltering>
   <requestLimits maxAllowedContentLength="100000000"/>
</requestFiltering>

maxAllowedContentLength に指定されている長さはバイト単位です。Master Data Services の既定値は 100 MB です。この値は、必要に応じて変更できます。

システム設定

Master Data Services 構成マネージャーの 3 つの設定を更新できます。

  • [データベースのタイムアウト]。データベースのタイムアウトが発生するまでの時間を延長します。

  • [サーバーのタイムアウト]。ASP.NET のタイムアウトが発生するまでの時間を延長します。

  • [Web アプリケーションのタイムアウト]。マスター データ マネージャーのページのタイムアウトが発生するまでの時間を延長します。

これらの設定は、Master Data Services 構成マネージャーで調整するか、System Settings テーブルで直接調整することができます。詳細については、「システム設定 (Master Data Services)」を参照してください。