データ層アプリケーションの抽出ウィザードの F1 ヘルプ
このウィザードを使用すると、既存の SQL Server データベースからデータ層アプリケーション (DAC) を抽出できます。抽出プロセスでは、データベース オブジェクトの定義とそれに関連するインスタンスレベルの要素を格納した DAC パッケージ ファイルが作成されます。たとえば、DAC パッケージ ファイルには、すべてのデータベース テーブル、ストアド プロシージャ、ビュー、ユーザー、およびデータベース ユーザーにマップされているログインが含まれます。
DAC から配置されたデータベースに対してデータ層アプリケーションの抽出ウィザードを実行した場合、データベース内にあるオブジェクトの定義のみが抽出され、msdb (SQL Azure では master) に登録された DAC は参照されません。また、データ層アプリケーションの抽出ウィザードでは、DAC 定義が登録されません。DAC の登録の詳細については、「データベースを DAC として登録する方法」を参照してください。
注 DAC を抽出するには、少なくとも ALTER ANY LOGIN 権限とデータベース スコープの VIEW DEFINITION 権限、および sys.sql_expression_dependencies に対する SELECT 権限が必要です。DAC を抽出できるのは、DAC を抽出するデータベースの database_owner 固定データベース ロールのメンバーでもある、securityadmin 固定サーバー ロールのメンバーです。sysadmin 固定サーバー ロールのメンバーまたは sa という組み込みの SQL Server システム管理者アカウントも DAC を抽出できます。
SQL Server 2008 R2、SQL Azure、SQL Server 2008、SQL Server 2005、および SQL Server 2000 のインスタンスに存在するデータベースから DAC を抽出できます。
ウィザードの各ページの詳細については、次のトピックを参照してください。