明示的階層 (Master Data Services)
明示的階層では、他のメンバーをグループ化する目的で明示的に作成した統合メンバーを使用します。明示的階層のすべてのメンバーは、1 つのエンティティのメンバーです。
この例では、Subcategory リーフ メンバーは、Subcategory 統合メンバーによってグループ化されています。
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明示的階層は、エンティティのすべてのリーフ メンバーを含みます。統合メンバーは、一度に 1 つの明示的階層に属します。複数の明示的階層が存在する場合、統合メンバーは 1 つの階層にのみ属することができます。
明示的階層と派生階層とは異なります。これは、派生階層には、複数のエンティティが含まれ、統合メンバーは含まれないためです。また、派生階層には、一定数のレベルが含まれます。
明示的階層は不規則で、階層は異なるレベルで同時に終了できます。各統合メンバーの下位に統合メンバーとリーフ メンバーを無制限に含めることも、まったく含めないこともできます。リーフ メンバーは、単一の統合メンバーの下位に含めることも、複数レベルの統合メンバーの下位に含めることもできます。
明示的階層を作成するには、明示的階層でエンティティを有効にしておく必要があります。
例
次の例では、Product エンティティは、BK-M101 {Mountain-100}、BK-M201 {Mountain-200}、BK-M301 {Mountain-300}、BK-R150 {Road-150}、BK-R450 {Road-450}、および BK-R650 {Road-650} のリーフ メンバーを含みます。
これらのリーフ メンバーを特定の統合ポイントで集計するには、Product エンティティに統合メンバーを作成します。リーフ メンバーを集計する階層ツリー内のレベルに、統合メンバーを挿入します。統合メンバーを挿入するレベルについての制限はありませんが、各メンバー (リーフまたは統合) を使用できるのは 1 回のみです。
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統合メンバーを使用して任意のレベルでメンバーをグループ化したり、リーフ メンバーと統合メンバーを特定の順序で並べ替えたりすることができます。
明示的階層の種類
明示的階層には、必須階層と任意階層の 2 種類があります。
必須の明示的階層
必須の明示的階層は、階層ツリーにすべてのリーフ メンバーを含める必要がある階層です。既定では、すべてのメンバーがツリーのルートに含まれます。必要に応じて、メンバーを再配置できます。
任意の明示的階層
必須でない明示的階層は、すべてのリーフ メンバーがシステムで作成された [未使用] ノードである階層です。必要に応じて、このノードからメンバーを移動できます。残りのメンバーは、[未使用] ノードに残ることになります。
任意の明示的階層を使用する場合、階層で実行されるすべてのレポートや分析が、必須の明示的階層で実行されるレポートや分析と一致するわけではありません。
ルール
明示的階層 (必須階層と任意階層の両方) には、次のルールが適用されます。
各リーフ メンバーは、1 回のみ階層に含めることができます。
すべての統合メンバーを 1 つの階層内に含める必要があります。
統合メンバーを複数の明示的階層に含めることはできません。
階層ツリー内の統合メンバーの下位に、リーフ メンバーを含める必要はありません。
明示的階層を削除する場合、階層内で使用されたすべての統合メンバーが削除されます。
明示的階層に含まれていた統合メンバーを削除する場合、その統合メンバーでグループ化されたすべてのリーフ メンバーがルートに移動されます。