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Master Data Services のインストールと構成

次のワークフローでは、Master Data Services のインストールおよび構成の方法の概要について説明します。Master Data Services のインストールは次の 3 つの部分から構成されるプロセスです。

  • インストール前の作業:Master Data Services をインストールする前に、システム要件を確認します。

  • インストールの操作:Master Data Services セットアップを実行して、インストール後の作業を完了できるようにします。

  • インストール後の作業:Master Data Services データベース、マスター データ マネージャー Web アプリケーション、および Web サービスの作成と構成を行います。

インストール前の作業

操作

詳細

関連項目

インストール要件を確認する

Master Data Services セットアップを実行するコンピューターは、次の最小要件を満たしている必要があります。

  • セットアップ

  • マスター データ マネージャー Web アプリケーションおよび Web サービス

  • Web アプリケーションと同じコンピューター上でデータベースをホストする場合は、Master Data Services データベース

Web サーバーのコンピューターとデータベース サーバーのコンピューターを分離するには、Web サーバー コンピューターでのみセットアップを実行し、SQL Server のサポートされるバージョンおよびエディションを実行するリモート コンピューターで Master Data Services データベースを作成します。

注意
Master Data Services は、セットアップ要件 (Master Data Services) に示される SQL Server のバージョンおよびエディションの機能です。Master Data Services をインストールするコンピューターはすべて適切にライセンス供与を受けている必要があります。詳細については、使用許諾契約書 (EULA) を参照してください。

セットアップ要件 (Master Data Services)

Web アプリケーションの要件 (Master Data Services)

データベース要件 (Master Data Services)

必要なロール、ロール サービス、および機能を構成する

セットアップを実行する前に、必要な Windows ロール、ロール サービス、および機能でコンピューターを構成します。

注意
この手順はワークフローの後半で実行することもできますが、インストールに引き続いてすぐに Web 構成タスクを実行できるよう、セットアップを実行する前にこの構成を行うことをお勧めします。

Web アプリケーションの要件 (Master Data Services)

言語サポートの注意事項を確認する

Master Data Services をインストールして実行する言語を決定します。

多言語配置とグローバル配置 (Master Data Services)

インストールの操作

操作

詳細

関連項目

Master Data Services セットアップを実行する

マスター データ マネージャー Web アプリケーションをホストするコンピューターで、Master Data Services セットアップを使用して、ローカル コンピューターで次の操作を実行するウィザードを開きます。

  • 指定する場所に Master Data Services のフォルダーおよびファイルをインストールし、これらのオブジェクトに権限を割り当てます。

  • Master Data Services アセンブリをグローバル アセンブリ キャッシュ (GAC) に登録します。

  • Master Data Services 構成マネージャー をインストールします。

Master Data Services をインストールする方法

フォルダーとファイルの権限 (Master Data Services)

Master Data Services 構成マネージャー を開き、インストール後の操作を実行できるようにする

セットアップが完了するとすぐに Master Data Services 構成マネージャー が開き、次に示すインストール後の操作がローカル コンピューターで続行されます。

  • Windows PowerShell の Master Data Services スナップインが登録されます。

  • アプリケーション プールの Master Data Services サービス アカウントを含めるための Windows グループ MDS_ServiceAccounts が作成されます。

  • Master Data Services インストール パスの下に MDSTempDir フォルダーが作成され、権限が MDS_ServiceAccounts に割り当てられます。このフォルダーは、一時的なコンパイル ファイルが マスター データ マネージャー Web アプリケーション用にコンパイルされる場所です。

  • Master Data Services Web.config ファイルでは、<compilation> 要素の tempDirectory 属性が MDSTempDir フォルダーへのパスにより構成されます。

インストール プロセスのスクリプトを作成する場合は、これらの操作は行われません。Master Data Services 構成マネージャー を開いて Master Data Services スナップインを登録することもできますが、構成を完了するための他の手順は手動で実行する必要があります。

フォルダーとファイルの権限 (Master Data Services)

Web 設定リファレンス (Master Data Services)

Master Data Services コマンドレット リファレンス (Windows PowerShell)

インストール後の作業

操作

詳細

関連項目

Master Data Services データベースを作成する

Master Data Services 構成マネージャー または Master Data Services のいずれかのコマンドレットを使用して、マスター データの Master Data Services データベースを作成します。

Master Data Services データベースを作成する方法

New-MasterDataServicesDatabase (PowerShell)

マスター データ マネージャー Web アプリケーションを作成する

Master Data Services 構成マネージャー を使用して、マスター データ マネージャー をホストする Web アプリケーションを作成して構成します。

マスター データ マネージャー Web アプリケーションを作成する方法 (Master Data Services)

Master Data Services データベースを Web アプリケーションに関連付ける

Master Data Services 構成マネージャー を使用して、マスター データ マネージャー Web アプリケーションを Master Data Services データベースに関連付けます。

Master Data Services データベースと Web アプリケーションを関連付ける方法

Web サービスを有効にする

プログラムによって Master Data Services にアクセスする必要がある場合は、マスター データ マネージャー Web アプリケーションの Web サービスを有効にします。

Web サービスを有効にする方法 (Master Data Services)

インストール プロセスまたは初期構成時に問題が発生した場合は、「インストールおよび構成の問題のトラブルシューティング (Master Data Services)」を参照してください。

コンピューター上の Master Data Services が不要になった場合は、Master Data Services をアンインストールしたうえで、アンインストール プロセスの影響を受けない項目を削除するかどうかを判断できます。詳細については、「Master Data Services のアンインストールと削除」を参照してください。